聯合ニュース「最高裁判所が個人請求を認める可能性が高い」

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなどスマホでの表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

明日、韓国の最高裁判所が徴用工裁判の宣告を行います。そこで、いくつかの記事が「認める(賠償できる)可能性が高い」と報道しています。

なぜなら、2005年の件の最高裁判所の判決(最高裁判所が個人請求権が残っているとして高等裁判所にこの件を返送しました)は、韓国の憲法をその根拠としたからです。

当時、すでに日本ではこの件を「認めない(請求権無し)」と裁判がありました→それと同じ内容で韓国でも裁判が行われ→1審、2審では韓国の裁判所も日本の裁判所と同じ判断をした→しかし、最高裁判所が日本と違う判決を下し→高等裁判所で再審議し、最高裁判所の判断どおり「請求権あり」となった→しばらく動き無し→2018年、明日宣告・・となりましたが、2005年の件の最高裁判所の判決は、憲法を強調しています。

聯合ニュースの記事から引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・(※韓国の最高裁判所は、)日本の裁判所が日本法人経理応急措置法に基づき、原告敗訴の判決するために打ち出した各種専制判断が、私たちの憲法に反するという論理を展開した。

ヨ氏など(※この裁判を起こした元徴用工たち)を、日本人と見て、裁判に適用される準拠法と外国的要素を考慮した国際司法ではなく日本法を適用した点、日本の朝鮮半島の植民地化が合法だという規範的認識の下に、日本の総動員令と国民徴用令をが効であると評価した点が判断対象となった。

最高裁判決は、「日本の判決の理由は、日本植民地時代に強制動員自体を不法とする大韓民国の憲法の核心価値と正面から衝突すること」とし「大韓民国の善良な風俗や社会秩序に違反した判決であることは明らかである」と判断した。

破棄・差し戻しした(※高等裁判所に戻っての)審議でも最高裁の判断を維持したため、再上告審でも「私たちの裁判所が日本の裁判所の判決を収容することができない」という結論が下される可能性が高い状態だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20181029060009547

 

「恥韓論」の頃からずっと書いてきたし、本ブログの読者さんならもうご存知でしょう。韓国は「大韓帝国→併合時代→大韓民国」の歴史ではなく、「大韓帝国→臨時政府→大韓民国」の歴史を採用していること。併合時代は違法であり、政府は臨時政府だった。臨時政府が承認していない動員令なども違法だ。それが韓国の歴史観です。それは憲法にも刻まれており、最高裁判所は「韓国の憲法」を根拠にして徴用も違法、併合も違法としたわけです。いままで私が臨時政府史観などを書きながら「憲法に刻まれている」としたのと、ある意味、同じ分析であります。

そもそも、当時彼らが「日本人だった(朝鮮は日本に併合されていた)」とする見解からズレているわけでして。併合時代を違法とするから、韓国の憲法では、彼らは日本人ではなかったのです。

つか、それらもすべて含めて基本条約で解決済みのはずですが・・憲法をここまで強調して持ち出したのに、いまさら判決を変えるのは難しいだろう、と。

 

ヘラルド経済は、「しかし、実際に賠償まで行けるのか」と指摘しています。

<・・新日鉄株金は日本企業であるため、我々最高裁が最終判決を下しても、新日鉄株金側が日本での勝訴判決を掲げて賠償を拒否した場合、これを強制的に行う方法がない。私たち最高裁判所が日本の裁判所に「強制執行を承認してくれ」と要求することはできるが、受け入れられる可能性は希薄だ。日本の裁判所が自らの判決が間違っていると自認するわけがないからである。そうなると、最高裁宣告結果が、両国間の外交問題に広がる可能性が高い・・>

https://news.v.daum.net/v/20181029090442852

とりあえず、いよいよ明日です。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

・新書「朝鮮半島統一後に日本に起こること 韓国人による朝鮮半島論」が発売中(9月2日発売、電子書籍版あり)です。

韓国の民族主義、親北主義、民衆史観、そして反日思想の関係について考察し、「朝鮮半島統一前の北朝鮮が日本にミサイルを撃つ可能性より、統一後の南側(韓国)政府が日本にミサイルを撃つ可能性が高い」という、とても残酷な結論を書いた内容となります。

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog