原爆シャツについて

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日本政府が、「旧朝鮮半島出身労働者」という名称を公式に使うことにしました。

この前、安倍総理が「(韓国最高裁判決の原告たちは)募集に応じた人たちだ」と話したこともありますし、河野外相も、9日、「事実がそうだからそう呼ぶだけ」と話しました。他にも、国会答弁や政府資料などで「旧朝鮮半島出身の労働者」を公式に使用する方針だとのことです。

聯合ニュースの記事から部分引用します。最後にBTSのことも少し書きます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<日本政府が先月末、韓国最高裁判所の強制動員賠償判決と関連原告被害者の名称を「旧朝鮮半島出身労働者」に一本化することにしたとNHKが11日伝えた。

これまで日本政府は、国会答弁や高官の記者会見などで強制動員被害者を主に「徵用工」と表現してきた。「旧民間人徴用ボール」、「旧民間徴用者」という表現も使われた。

名称変更は、被害者が日本植民地時代に日本側で強制的に動員されたという点を無理して隠すための意図と見られる。

NHKによると、日本政府はこれを受け、今後、国会答弁や政府資料など強制動員被害者を「旧朝鮮半島出身の労働者」として一本化して使用する方針だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20181111102914297

 

さて、本題ですが・・この記事は、BTSの放送出演キャンセルなどを、この件での「賠償判決に対する日本の対応」の一環だとしています。

この記事だけでなく、韓国側の記事は、そして一部の海外の記事も、BTSの件を「歴史問題」として扱っています。

これは全然間違っているわけではありません。でも、正解ではありません。

 

似たような事例を一つ挙げるなら、サッカー試合で韓国応援団が用意した『震災を祝います』プラカードの件があります。それを、『歴史問題』として見るのは、決して正解ではありません。あれは、過去の歴史ではなく、今現在を生きている人たちの、価値観の衝突なのです。

同じことでも、韓国では「とても賢いことをやった」ことで、日本では「ドン引きだよ」なこと。その衝突です。

 

もしBTSの人が、「独立」「私たちの歴史」「解放」と書かれたシャツを着ていたとしたら、それだけで放送出演中止になったでしょうか?もしBTSの人が、「今回の賠償判決は正しい」とどっかのインタビューかSNSで発言したとすると、それで放送出演中止になったでしょうか。

私は「中止にすべきかどうかの議論は別にして、多分、実際に出演中止までにはならなかっただろう」と思っています。

 

問題は、原爆の写真です。

詳しく言うと、「原爆が描かれたシャツを着るとは、ドン引きだよ」です。すなわち、BTSの出演キャンセルは、「過去の歴史」の問題というより、「今現在の価値観」の衝突によるものである、と。

 

ある意味、今回の「朝鮮半島出身労働者」判決もまた、「過去、条約、未来志向」などの言葉に対する、韓国と日本の価値観の衝突とも言えるでしょう。そういう見方だと共通点もあるようなないような・・(判決の対応の一環という書き方はどのみち間違ってますけどね)。

 

最後に、2013年5月20日、中央日報が原爆を「神罰だ」とする記事を載せたことがあります。もう5年前ですが、最初と最後の部分だけ、引用してみます。

<神は人間の手を借りて人間の悪行を懲罰したりする。最も苛酷な刑罰が大規模空襲だ。歴史には代表的な神の懲罰が2つある。第2次世界大戦が終結に向かった1945年2月、ドイツのドレスデンが火に焼けた。6カ月後に日本の広島と長崎に原子爆弾が落ちた。これらの爆撃は神の懲罰であり人間の復讐だった・・

・・安倍はいま幻覚に陥ったようだ。円安による好況と一部極右の熱気に目をふさがれ自身と日本が進むべき道を見られずにいる。自身の短い知識で人類の長く深い知性に挑戦することができると勘違いしている。

彼の行動は彼の自由だ。だが、神にも自由がある。丸太の寃魂がまだ解けていなかったと、それで日本に対する懲罰が足りないと判断するのも神の自由だろう>。

この記事を読んでみると、昨日書いた「接し方」エントリーと妙に繋がる部分もある気がします。

 

 

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