キム・デジュン 対 キム・デジュン

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未チェックでしたが、20日に朝鮮日報のキム・デジュン顧問が書いたキム・デジュン元大統領関連コラムが、左派陣営から強い非難を受けているようです。

内容的に間違えることはそうないと思いますが、お二人さん、漢字も同じ(金大中)のようで、本エントリーでは「金顧問」と「金(元)大統領」とします。ちなみに記事本文では「DJ」となっていますが、これは金大中元大統領のイニシャルで、金泳三氏がYS、金鍾泌氏がJP、李明博氏がMBでした。いつからかはわかりませんが、大統領たちの愛称みたいになっています。

文在寅大統領が金正恩氏のソウル訪問(首脳会談)に力を入れている件で、金顧問はこう書いています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・今、金正恩の答礼訪問の件は、18年前、金元大統領の平壌訪問時とその進捗過程と内容において非常に似ている。2001年6月に平壌を訪問した金元大統領は、金正日のソウル答礼訪問を成功させて、2回目の南北首脳会談を行い、その協議を定例化したがっていた。だから、金正日の答礼訪問を緻密に準備した。

金元大統領は、2001年6〜7月の1ヶ間に何と5回も金正日の答礼訪問を取り上げ、世論造成に力を尽くした。当時の平壌放送は、金元大統領が平壌を訪問した際に平壌市民の3分の1が歓迎したから、答礼訪問の際、韓国からもそれに見合った300万人が歓迎に出なければならないと要求したり、彼の答礼訪問を控えて韓国で起きている朝鮮戦争謝罪要求や答礼訪問に反対する動きを直ちに中止するよう求めたりした。

 

金元大統領は韓国のマスコミを通じた答礼訪問ムードづくりに注目した。だから保守層が主な読者であった朝鮮日報を説得する必要があると感じたようだ。彼は当時、朝鮮日報主筆であった筆者(※金顧問)を青瓦台公館の夕食に呼んだ。誰も同席しない単独の会談だった。結論から言えば、金大統領は、朝鮮日報が、金正日のソウル訪問を歓迎するという論旨を書いてほしいと要請した。筆者は、「大韓民国が多様性のある民主主義社会であるだけに、金正日を歓迎する新聞もあり反対する新聞もあることを示すことが必要である」とし、大統領の要請をに囲ま断った・・

・・むしろ、金正日の訪韓に際し、北朝鮮が起こした朝鮮戦争、1・21青瓦台襲撃事件、KAL機爆破、蔚珍武装スパイ事件など、分断以降に行われたいくつかの事件について、北朝鮮が韓国国民に釈明ないし謝罪すべきだとの文を載せた・・

・・その後、朝鮮日報は、苦しい時期を過ごした。過酷な税務調査を受け、発行人が拘束される事態を経験した。この件をここに書く理由は、少なくとも金元大統領は反対する人に会って説得しようとする疎通のちからはあったと言うためだ・・>

https://news.v.daum.net/v/20181120031726802

 

最後の部分は皮肉ということにして(笑)・・

私にはこのコラムが、「文在寅政府が、『会うことすら無しに』、朝鮮日報及び保守系マスコミに、金正恩氏のソウル訪問を肯定的に書かせようとしている」という、迂回的な告発記事に見えます。

さて、私の勘違いでしょうか。

 

女の子が運転手さんに「おい、おまえ!」

大統領がマスコミに「おい、おまえ!」

委員長が大統領に「おい、おまえ!」

 

 

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