フォトライン

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

 

世界で韓国にだけ存在すると言われている、『フォトライン』。

取材陣がこのラインより取材対象(検察庁に出頭した人)に接近してはいけないという意味を持ちます。こう書くと「取材される人の安全のためのもの」という意味もありますが・・実はそうではありません。

いまは故人ですが、現代(Hyundai)グループのCEOだった鄭周永(チョン・ジュヨン)氏。1993年、国民党という政党の代表でもあった鄭氏は、選挙管理法違反で検察に出頭しました。その時、報道用のカメラにぶつかって、頭に怪我をしました。これが、フォトラインの始まりです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

内容ソースと画像のキャプチャー元:KBS

https://news.v.daum.net/v/20190209213452031?rcmd=rn

 

これがいつの間にか、「取材熱から人を保護するためのもの」ではなく、「そこに『罪人』を立たせるためのもの」になってしまいました

それもそのはず、「次官級以上の公務員や国会議員、資産1兆ウォン以上の企業の代表など」にかぎって、「国民の知る権利のためだ」としながら検察調査日をマスコミに知らせ、撮影を許可します。

韓国社会のことですから・・それが国民の「関心事」というより、上『だった』人を晒し者にして徹底的に叩き落とす「エンターテインメント」として受け入れられたのは、言うまでもありません。

 

しかし、検察庁に出頭した人たちは、まだ「罪人」だと決まったわけではありません。裁判もまだです。

意外とあまり知られていませんが、このフォトラインには法的根拠もありません。この前、ヤン・スンテ前最高裁判所長がこのフォトラインを拒否したこともあります。

フォトラインを肯定する人たちは、「公益性がある」と主張します。反対する人たちは、「フォトラインに立つだけで有罪判決のようになってしまう」と言います。

フォトラインに立って、クローズアップされて、国民たちの「ターゲット」になった人が、裁判で無罪になるのは、「国民感情」優先の韓国では、極めて珍しいことです。

去年、法務部長官がフォトラインを廃止すると言いましたし、検察側も「多方面から話を聞いて、どうするかを決めたい」と話しました。でも、まだ具体的に廃止するという話は無いし、廃止したところで、また似たようなものが出てくるでしょう。韓国ですから。

 

 

「かかかかか(なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか)」の発売日ですので、日曜は書店めぐりしてきます!ありがとうございます。

(・∀・)ノ

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2月10日に発売です!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。

・新刊「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が3月2日に発売です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。

・新刊<「徴用工」の悪心>が、発売中です。韓国で言う「強制徴用問題」は、歴史問題ではなく戦後国際秩序の問題であり、善悪論ではなく国際法の合法・違法で語るべき問題であります。韓国のいう良心とは、日本への悪心(害を及ぼす悪しき心)です。ぜひご一読を!

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog