大統領「私たちが歴史の中心に立つ」/大統領府「終戦宣言は韓国抜きでかまわない」

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朝鮮日報が、終戦宣言関連で「じゃ私たち(韓国)は国家でもないというのか」という記事(社説)を載せました。

何があったのか、部分引用してみます。

<・・驚くべきことは、大統領府が25日、「北朝鮮・米国だけのの終戦宣言だけで十分である」と明らかにした事実である。 6・25南侵され国の守り戦死した国軍が12万人を超える。負傷し、不自由な体になった兵士はその数倍だ。民間人犠牲者は数えることすらできない。そんな被害を受けた国が、その戦争の終戦を宣言する当事者でなくてもいいだなんて、青瓦台の言葉は、信じがたい。青瓦台が、大韓民国は国家でもないと宣言したも同然だ。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

私たちは、1953年当時の戦争被害を被っただけで統一も無しのままの休戦に反対し、停戦協定にまで不参した。今は全く違う状況だ。世界10位圏の経済国である大韓民国が、多大な犠牲を払った戦争の当事者でなくてもいいという青瓦台の発表は、発表者のミスであることを望むだけだ。

 

終戦宣言があるなら、停戦の秩序を変化させるための議論が行われるだろう。北朝鮮は真っ先に国連軍司令部と北方限界線の廃止を持ち出すだろう。このような議論が米朝間だけで進み、韓国が第3者のように観客になることは想像もできないことである。このように行けば、後で平和協定が締結される瞬間が来ても、大韓民国は欠席することもあるだろう。

少し前までは、大統領府の立場は今とは全く違うものだった。(※前回の)米朝首脳会談の際、終戦宣言の可能性に備えて、文大統領がいつでも会談場所に走って行くためにスケジュールを空けておいたとまで言った。このような立場は、米国、北朝鮮、両方がよく知っているだろう。終戦宣言の当事者にも、韓国は当然含まれ、中国の参加するかどうかだけが議論になっていた。ところが、大統領府が突然「韓国は抜けてもいい」というのは、何かの理由で米朝が「韓国は抜き」と合意し、大統領府がこれを一歩遅れて分かって、「韓国抜きでいいです」という先に発表しておいたのではないか・・>

https://news.v.daum.net/v/20190226032024699

 

朝鮮日報が保守新聞として熱くなるのはわからなくもないです。しかし、自分の立場が不利になると、「ここは国家でもない」という趣旨の発言を乱発する左派の人たちと同じフレーズを使うのは、ちょっとどうかな、と思いますね。とりあえず、経済順位は関係ない!というツッコミは入れておくことにします。

 

さて、まず、終戦宣言が本当に論じられるのか、それから疑問です。「いつか終戦はするよ!(するよ!)/いつも努力はするよ!(するよ!)」ということで適当に触れておくだけならあるかもしれませんが・・

個人的には、大統領府の「韓国抜きでいい」が、本ブログでも紹介した文大統領の「我々は歴史の中心になる」発言と同じ日だというのが、なんとも。

大統領府としては「南北はすでに終戦宣言に合意したから、米朝で終戦宣言まで(サインまで)やってくれればそれだけでいい」というスタンスらしいですが・・そんなものではないでしょうに。あの「主動」「主体的」「中心」はどこ行ったのでしょうか。

 

 

 

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