韓国内の「反日への批判」の殆どは、実は「政府への批判」にすぎない

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韓国内の「反日種族主義」関連でエントリーを書きましたが、それは一側面として相応の意味がある(書いてある範囲だけを見ると、指摘そのものはなかなか面白い)からであります。

残念ながら、韓国内の「反日政策への批判」には、反日政策と同じぐらい無茶苦茶なものがほとんどです。今日は、同じく現政権の反日政策への批判ではあるものの、明らかにおかしな主張を1つ紹介します。

中央日報、「まだ日本が怨讐なのか」という記事から部分引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・韓日関係の悪化は、韓米関係にも悪影響を与える。ワシントンでは、「このまま行けば、日本が韓・米関係の妨害者(spoiler)になるだろう」という話が出ている。安倍は7月の参議院選挙に嫌韓世論を最大限に利用するだろう。韓国政府は、事実上放置している。

時間は日本の味方だ。全方位的なロビーで、国際社会の世論を有利に造成している・・

・・文政府は日本語も話せない非専門家を駐日大使にして、黄金のような時間を無駄にした。

日本の不法植民地支配は厳然たる事実であり、堂々と指摘してなければならない。しかし、解放後の善意と寄与を無視して悪行だけ取り上げれば、相手は心を閉ざすだろう。憎しみは憎しみでは消せない。韓日関係の破綻は、私たちの安全保障と経済、現在および将来の悪材料となる。日本と命をかけて戦ったけど、植民地時代がもう終わったから、良い隣人に過ごそうと寛容と実利的見識を文政府も持たなければならない。現実に目を閉じた善悪の二分法だけでは、天国の扉を開くことができない>

https://news.v.daum.net/v/20190408001356965

 

残念ながら、韓国で「反日に批判的な論調」を示す主張は、このようなものがほとんどです。

これらの主張には、以下のような共通点があります。

・「反日政策」への批判ではなく、「現政府への批判」にすぎない。だから「政府の問題」とは言うけど、「韓国」そのものの反日思想に問題があるとは誰も言わない

「反日は善悪論にすぎない」と批判しながらも、「韓国は善、日本は悪だけど、それでも日本と仲良くしよう」と善悪論から脱却できないでいる。だから、「日本に寛容的になろう」など、日韓関係の改善と言いつつ、結局は上からの目線にすぎない。その影響で、ほとんどの韓国側の『自称専門家』たちは、「韓国が少し優しくしてやれば、日本は涙を流しながら大喜びして関係改善に応じるだろう」ぐらいしか思っていない

・「親日・反日」とは毎日のように記事が出てくるものの、併合時代のことがすでに法律で解決済みだという指摘は無いに等しい。最近の案件ではもっとも大きな問題とされている「いわゆる強制徴用問題」においても、「韓国の国際法違反状態」を指摘する声はそう無い

本文をすこし変えるなら、「私たちが相手を憎んでいるから、相手も私たちを憎んでいるに違いない。憎しみでは憎しみは消せないというスタンスを見せて相手の憎しみを消してから、私たちはもっと安全に憎しみをぶつけよう」程度のものにしかなりません。

 

 

・明日(9日)、静岡に行ってきます。9日夜までは更新できませんが、帰ってきたら写真エントリー書きます(・∀・)ノ

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