韓国の裁判所、「中国政府」を被告にした裁判を、韓国内で勝手に進める

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微細粉塵(PM10、2・5など)のことで、韓国の裁判所が、中国政府を相手に裁判を進めていることがわかりました。被告は韓国政府と中国政府。すなわち、中国政府の法的責任の可否を問う裁判を、韓国の裁判所が韓国内で進めているわけです。

<ソウル中央地裁民事合意26部(部長判事ジョンワン)は19日、社団法人「皇室文化院」と一般市民90人が韓国と中国政府を相手に起こした損害賠償請求訴訟2次弁論期日を進行した・・>

https://news.v.daum.net/v/20190419165951646?rcmd=rn

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

韓国の皇室文化院という団体と市民たちが、「微細粉塵問題(空気汚染問題)を、韓国政府と中国政府が、個人の責任にしている」として2017年に訴訟を起こしました。

当たり前ですが、中国政府は「これは主権侵害だ」とし、この裁判に参加しませんでした。すると、韓国の裁判所が公示送達で裁判を進めたのです。公示送達は、民事訴訟で当事者に書類を送信した際、その当事者が書類の受付を拒否した場合、訴訟書類などを、裁判所のホームページに一定期間以上公開することで、訴訟書類が「当事者に渡されたものとみなす」制度です。

 

皆さん、「この話、どっかの曇ったブログで読んだことがある」と思われませんか?

先月、韓国が日本政府を対象にした裁判を「公示」して進めることにした案件をお伝えしました。

韓国の裁判所が、「日本政府に慰安婦問題の賠償を要求する裁判」を、公示送達したからこれでいいとし、日本政府を相手に損害賠償を要求する裁判の審理を、韓国内で勝手に進めることにした、という内容です。日本政府も「主権侵害だ」としています。

 

日本と中国が全く同じ声を出すのも珍しいですね(笑

韓国にとって「正義」の定義は、「相手の主権を侵害できる権利」のことでしょうか。怖いですね~いまさらですが。

ただ、慰安婦問題については、憲法裁判所も最高裁判所も日本の責任を認めているので同じ判決になる可能性が高いものの、中国政府に対する案件(空気汚染)では、そこまで強い判決を出すことはできないでしょう。それもまた、韓国的であります。

 

 

 

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