悪いのは

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韓国日報が「嫌だけど恐ろしい日本の外交術」という記事で、最近の日韓関係を「安倍政権の緻密な戦略」とし、その解決策として「日米韓の三角同盟を復元しよう」と主張しました。

記事から二ヶ所、引用してみます。

<・・安倍政権が韓国政府をキツく責めるのは、実利的計算が作用した結果だ。米中の間に挟まれ、北朝鮮にそっぽを向かれて孤立してしまった韓国外交の困難な状況に乗じて、北東アジアで日本の影響力の拡大と国益の最大化を狙っているのだ。

 

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韓米同盟関係が歴代政権以上にしっかりして、南北関係が信頼の中でスムーズに進み、韓中関係が相互の利益の観点から円満に解決されていたなら、日本が韓国政府をこのように眼下無人(※傲慢に人を見下す)に扱うことはできなかっただろう。韓国の弱い部分を狙って過去歴史の問題などで優位を占めようとする、安倍政権の緻密な戦略だとしか言いようがない・・>

 

<・・(※解決)方法が全くないわけではない。日韓関係の悪化を懸念して関係改善を促してきた米国と積極的に協力する必要がある。米国を中心に、日米韓が共通の目標、すなわち、非核化と朝鮮半島の平和のために大胆に三角安保同盟を復元することは重大である。

韓米日三角同盟の枠組みの中で過去の歴史など様々な懸案を、議論を通じて、日韓関係の改善を模索していくことが、日韓だけで解決しようとするより容易であろうからだ。韓米日三角同盟が堅固になるなら、韓中関係でも私たちにちゃんとした声を出す余地が多くなるだろう。容易ではないが、そうでもしない周辺列強との外交戦、南北関係など、私たちは脱落するしか。4日間の「おもてなし」外交で、米国との関係を徹底的に固める安倍首相の姿を見ながら、考えてみた>。

https://news.v.daum.net/v/20190530180257002

 

「安倍が悪い」をここまで徹底しておいて、日米韓同盟を復元するって・・自己矛盾にも程があるでしょう。

外交だけでなく、韓国が関わる事案のほぼ全てにおいて、どうしてこう「私が悪い」という指摘は出てこないのでしょうか。すべてにおいて、その原因を「私が弱いから」「相手が私の弱みを狙ってきたから」と分析します。

レーダー照射問題も、韓米軍事訓練の相次ぐ縮小・廃止も、結局は韓国側が「韓国に問題がある」という見方を徹底的に排除した結果でしかありません。

レーダー照射では「日本が韓国を侵略しようとしている」と、軍事訓練や対北制裁関連でのトラブルも、「米国が朝鮮半島平和ムードを邪魔しようとしている」としながら、韓国が問題の原因を「韓国」から探そうとはしませんでした。

 

韓国社会で様々な問題を起こしている、「私が悪いからではない。私が弱いからだ」という考え。さらに頭が痛いのは、そのまま「私が弱いのは私が正しいからだ」という考えとも繋がってしまう点です。

そう、「誰かが不当な手段で、私の正当な権利を奪った」のが、問題の根源だと考える韓国の民族情緒、「恨(ハン)」とも、どことなく似ている気もします。

でも、そんな人に限って、有利な立場になるとものすごく傲慢になって相手を無慈悲に見下し、踏み潰そうとするから、不思議なものです。

恨(ハン)も情(ジョン)も、結局は「欲(ヨク)」にすぎず。

 

 

 

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