北朝鮮「光復軍を美化するのは歴史歪曲にすぎない」

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北朝鮮は、朝鮮半島の歴史に対し、韓国とは違う見方をしている部分があります。朝鮮についても、新羅(統一新羅)についても「ダメな国だった」としています(高句麗と高麗については高く評価しています)。

そもそも、半万年の歴史がどうとかの「上古史」を主張しているのは韓国と同じですが、その歴史の「連続性」を韓国ほど大事にしていません。歴史の中でもっとも偉大な存在が今の北朝鮮で、金日成が北朝鮮の「始祖」であるため、それ以外は二の次だというスタンスです。

その中でも、韓国が国の前身としている臨時政府についても、北朝鮮は「ブルジョア階級どもの抗日ごっこ」と、あまり快く思っていません。

 

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特に、金日成が白頭山周辺で抗日闘争をしたことだけはまさしく「正統性」として大事にしていて、金王朝を「白頭血統」と呼んでいる北朝鮮。

そのこともあって、南北は「反日」という価値観についてはほぼ文句なしに一致していますが、「抗日」となると、見方が随分変わります。

韓国は「終戦がもう少し後だったなら、光復軍が日本を倒したはずだ」としています。しかし、北朝鮮ではそうではありません。

 

<・・北朝鮮の対南宣伝媒体である『ウリ民族だけで』は2015年10月に掲載した記事で、キム・ウォンボンが主導した光復軍に関し、「蒋介石政府に沿って重慶まで流れていった上海臨時政府が、日中戦争が長期化するのを見て、1940年9月に組織した右派武装団体」と規定した。

また、「わずかな人員しかなかった光復軍を『日帝敗亡に決定的な貢献』とし、それが祖国解放の『結果』を導いた云々するのは、自画自賛と美化を越え、完全な歴史歪曲だ」と切り下げた・・>

https://news.v.daum.net/v/20190607113709422?f=p

 

それを言うなら、金日成もちゃんとした実績は無いと思いますけどね。

とりあえず、韓国では今日も「キム・ウォンボンが~」と、左右でいわゆる「色」争いに盛り上がっています。

しかし、北朝鮮は「あいつら、なにやってんだ」「キムウォンボンって誰?」と思っているのかもしれません。

韓国で生まれ育った私も、キム・ウォンボンという人について聞いたのはつい最近ですし・・

 

 

 

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