米国務部「仲裁は無い。スタンド・スティル協定なども無い」

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7月31日あたりから、ロイターなど一部のマスコミが「米国が仲裁を言い出した」とか「スタンド・スティル(しばらく追加措置なしに現状を維持する)協定を提案した」などの記事を出していましたが、

米国務部が「仲裁や調整はしない」「スタンドスティル協定などは無い」と明らかにしたことがわかりました。ただ、「話し合いを促したい」という意も示した、とのことです(どちらかというと、話し合いを促したいという趣旨を「言わない」ほうが不自然な気もしますが)。

ノーカットニュース(CBS)の記事から、部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・米国務省は2日(現地時間)タイ・バンコクで行われた米国務省高官たちのマスコミ背景ブリーフィング録音記録を公開したが、録音記録によると、国務省高官は「(韓日)外相が会話をしているし、米国は仲裁や調整には関心がない」と述べた。この当局者は「韓国と日本の間の問題であり、このようなことが起こったのも初めてではない」とし、仲裁の可能性を一蹴した。

彼はしかし、「今回のことのタイミングは良くないし、我々はこの問題をすぐに解決する必要がある。追加措置を取る必要はないだろう」と、紛争を止め、両国が時間を持つべきだと強調した・・

 

・・この当局者は「紛争停止協定(standstill agreement)のようなものはない」とし「ただし、この場合、より時間を持って見守ることが役に立つだろう」と述べた・・

・・米国が仲裁に出ないとしながらも、両国間の対話を促進するという立場をとる理由は、韓日の葛藤が韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄につながる場合、米国の安全保障の利益、特に北朝鮮との非核化交渉にも悪影響を与える可能性が高いからである・・>

https://news.v.daum.net/v/20190803114500551

 

 

相変わらず、「GSOMIAで米国を動かすことができる」としている韓国でした。早めに「GSOMIA破棄など考えていない」とした日本。この場合にGSOMIAが破棄されると、その責任がどちらにあるのかは一目瞭然ですが・・

それでも文在寅政府がGSOMIAを破棄しようとするのは、「いい機会」だと思っているから、ではないでしょうか。

 

もし1年前にGSOMIAを破棄したとすると、保守勢力を中心に「文在寅のせいだ」「文在寅はパルゲンイ(共産主義者)」という流れになったでしょう。文大統領を支持する人たちも、動揺したはずです。

でも、いまなら、圧倒的に「日本のせいだ」になります。韓国社会ですから。国民は間違いなくそう思い込みます。だから、文政府も「いい機会だ」と思っているのではないでしょうか。

 

このパターンは別の分野にも適用できます。これからは、経済問題(不景気など)でも、韓国社会は「文在寅のせいだ」ではなく「日本のせいだ」「安倍のせいだ」を叫ぶことになるでしょう。

すごく幸せな顔で、光を失った瞳で。

 

 

 

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