韓国与党「GSOMIA終了は問題ではない。それより検察が国を乱している」

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韓国(少なくとも与党側)が、GSOMIA破棄のことをどう思っているのか、よくわかるニュースがありました。

与党の代表が、「GSOMIA終了より検察がチョグック氏関連で押収捜索(家宅捜索)を行ったことのほうが、国を乱している」と公開的に主張しました。

 

本ブログでも結構取り上げた、前大統領府首席秘書官チョ・グック氏。「日本を恐れず戦おう」、「日本に同調するのは人間たる道理ではない」、「最高裁判決に異論を出す人は親日派と呼ぶべきだ」などと徹底的に抗日を煽り、一部では李舜臣とまで言われていたチョグック氏ですが・・

法務部長官候補者になってから、あまりにも多くの疑惑が一気に問題となり、しかもチョ氏が「こうであってはいけない!」としていた問題を自らやっていたことが次々と明らかになり、大ピンチになっています。まだ公式意見ではありませんが、あの極左政党正義党すらも、チョ・グック氏の法務部長官任命に反対する方針を決めた、との話もあります。

 

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そんな中、昨日、検察がチョ氏の娘さんが通っていた大学(不正入学の疑い)など、様々な疑惑に関わる複数の関係先を、一斉に押収捜索(家宅捜索)しました。

そのことで、こうなりました。

 

<・・代表(※韓国与党、共に民主党のイ・ヘチャン代表)は28日、仁川で開かれた最高委員会議で「韓日軍事情報保護協定」(GSOMIA)終了も、韓米同盟には問題がないと強調し、続いて、「むしろ私がより懸念しているのは、チョ候補の聴聞会を控えて検察が電撃・全方位的に三十箇所も押収捜索をしたというニュースだ」と明らかにした。

政権与党の代表が検察の捜査を公に批判したのは、異例のことだ。

彼は 「(私は)知らなかったが、マスコミが取材した。この点が(GSOMIA終了より)むしろはるかに国を乱すことだと考えざるを得ない」とし「最高位が終わり次第、戻って緊急対策を立てなければならない」と述べた・・>

https://news.v.daum.net/v/20190828104444608

 

いままで、10人もの閣僚級高位公職者(長官が2人)を「強行任命」した文在寅大統領。

『GSOMIAより大事』なチョ・グック様を、今回もまた強行任命するのでしょうか。聴聞会は始まってもいないけど、今の状態じゃまず国会で認められるのは無理でしょうし。

ちなみに、独善的だとか「不通」だとか散々言われた朴槿恵氏も、長官など閣僚の任命問題でずいぶん失敗した人ですが、それでも国会でダメだと言う候補者を長官に任命したことはありませんでした。

 

 

 

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