基地と報復と文宣大院君

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昨日の「基地返せ」エントリーの内容に関して、韓国の安保関連シンクタンクが「米国に対する報復措置だ」と話しました。

特に、普通は基地の「移転」と言うのに、わざわざ「返還」と言ったのは、反米な考えをそのまま表したものだ、とも分析しています。

また、引用部分にはありませんが、この基地返還を促す動きは、韓国のNSC(大統領も参加する安全保障会議)で出てきた案件であり、シンクタンク側はこう指摘しています。

『北朝鮮が挑発(ミサイル発射など)したときにも無かった安全保障会議をわざわざやって、このタイミングでこの話を持ち出す理由がわからない』。

 

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<・・青瓦台が、NSCで在韓米軍基地の問題を議論し、これを公開したこと自体が普通あることではない。

シン・ボムチョルアサン政策研究院安保統一センター長は「最近、韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄について、米国の不満が公然と出てくる状況で、米国に向けた一種の報復措置と見られる」とした。

軍関係者は、「大統領府の発表は、まるで米軍が約束を守らないでいるような問題提起であり、米国に圧力を加かけようとする形」とし「韓米関係が良くない状況で『基地移転』ではなく『基地返還』という用語まで使ったのは、反米のイメージを浮き彫りにさせようとしているのではないか、と心配になる」と話した・・>

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/08/31/2019083100081.html

 

ちなみに、保守寄りとされる「正しい未来党」のハ・テギョン最高委員がこの件で、「GSOMIA破棄の帰着点は反日ではなく反米だ」「むしろ米国と日本は仲が良くなりつつある」としながら、文大統領のことを「文宣大院君(ムンソンデウォングン)にでもなろうとしているのか」と皮肉りました。

過激な鎖国政策を行った高宗の実父「興宣大院君(フンソンデウォングン)」にちなんでのものです。

略して文君はどうでしょうか。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/08/31/2019083100540.html

 

 

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