文大統領、北朝鮮を「政府(国家)」と発言

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本ブログではもう耳にタコヤキが出来るほど書いて来ましたが・・耳じゃなくて目かな・・韓国と北朝鮮はおたがいを「国家」としていません。お互いの領土の半分を違法占領している集団としか見ていないわけです。

だから、韓国では北朝鮮を「政府」とは言いません。「政権」とします。政府は国家を意味する言葉ですから。

ですが・・・文在寅大統領が、北朝鮮を「政府」と言いました。韓国大統領の発言としては、初めてなのかどうかまではわかりませんが、極めて珍しいことです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<文大統領は今日(13日)KBS秋夕(※韓国のお盆)特別企画に出演して、「今、離散が70年になるが、このように長い年月の間に、離散家族(※主に朝鮮戦争によって、南北に分かれて住んでいる家族のこと)問題1つを解決できなかったこと、お互いに会うことができる機会さえ無いということは、私たちの南側政府にも北側政府にも共に非がある」と述べました・・

・・自由韓国党はムン・ジェイン大統領が離散家族問題と関連し、「南側政府も北側政府にも非がある」と明らかにしたことについて、「国民の心を傷つける発言」と批判しました・・

 

・・韓国党イ・チャンスのスポークスマンは「さらに『北側政府』という表現は、耳を疑ってしまう」とし「北朝鮮の体制を認めるという趣旨の大統領の公式発言が秋夕に出てきたという事実が非現実的だ」と付け加えました・・>

https://news.v.daum.net/v/20190913192213705

※引用部分、原文記事とは内容の順番が違います(原文では文大統領の発言が最後に来ます)※

 

離散家族問題で南側政府の非が全然無いとは思えません。でも、これといった理由も無く再開を拒否、または勝手にキャンセルしたのは北朝鮮のほうであり、それは明らかに「取引(韓国側への外交カードみたいに使った)」の側面がありました。特に、離散家族のほとんどは朝鮮戦争が原因であるだけに、韓国の大統領が「両方に非がある」とするのはどうかなーと思わざるを得ません。

しかも、「北側政府」となると、これは明らかに連邦統一を念頭においた発言でありましょう。このタイミングで話したというのは、「左軍、もっと集結せよ」な意味でしょうか。

 

余談ですが、8月15日に文大統領が「平和経済」という構想を明らかにしたことがあります。

今日の朝鮮日報の記事で知りましたが、当時、北朝鮮は(あまりにもとんでもないから)「茹でた牛頭が大笑いするだろう」と評した、とのことです。「通りすがりの牛が笑う」という表現は韓国でも有名ですが、茹でた牛頭が笑うというのは初めて聞きました。

https://news.v.daum.net/v/20190913060313427

 

 

 

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