最小限のルールは、最大限の権利を引き出すための手段?

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ソース記事及び引用部分は、「カゴン族(カフェで勉強する人たち)」のことです。しかし、本エントリーは、そのソース記事を書いた方の「見方」を引用して韓国社会の一般的な問題を指摘したいものであり、カゴン族だろうが魔神族だろうが、一部に限定する話ではない、ということを前提にしたいと思います。

記事は韓国のカゴン族の問題、すなわち「広いカフェならともかく、狭い店で居座る」「飲み物も注文しない」「普通のお客様たちに『うるさい』と喧嘩を売る」などを指摘した内容です。

他もそうですが、喧嘩になることもあるとは、店主としては本当に困ったものですね。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

でも、だからといって無条件追い出すわけにもいかないので、相応の「これだけは守れ」なルールが作られました。その中でもっとも代表的なのが、「時間が経てば、定期的に何か飲み物でも注文しようよ」です。

ですが、このようなルールが、「カゴン族が自分自身を正当化させる根拠を作ってしまった」という副作用がある、とのことでして。

 

<・・いくつかのカゴン族は、そのルール(※飲み物の追加注文)を受け入れた分、席にモノをおいて外出するなど、また別の悩みを作ってしまう。

外から出てご飯を食べてきたり、他の用事のために、長い時間、席に物をおきっぱなしにする。さらに、外で食べ物を持ってきて、カフェで食べる人もいる。「長く居座るときは、追加で注文する」を守るかわりに、その行為によってまるで正当性が付与されたかのように、別の権利を作ってしまったのだ・・>

https://news.v.daum.net/v/20191009181801950

 

すなわち、「~だけはしようよ」となると、その「~」を守ることで、他のことを「正当化」してしまうというのです。

「せめて追加注文ぐらいしようよ」が、「追加注文して、いつまでもいつまでも幸せに居座りましたとさ」になってしまう、と。

「最小限のルールを守ることを、最大限の権利を引き出すための手段とする」と書き直すこともできるでしょう。

 

結局、問題を解決する唯一の方法は、店側の「カゴン族禁止」だけになります。

すると、カゴン族は「民族差別だ」「最小限のことは(本当に本当に最小限のこと)ちゃんと守ったのに」と騒ぐのでしょうか。

笑い飛ばすこともできるけど、これ、実は「韓国の問題点」として指摘されている様々な案件を、かなり露骨に示していることではないのか・・そんな気がしました。韓国の、日韓関係、日米韓関係に対する態度からも、似たような心理が垣間見えている気がします。

 

 

 

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