文大統領、79年のデモ鎮圧で「加害者の責任を徹底的に究明する」

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この前、ブマ抗争のことをお伝えしました

前にも書きましたが、1979年10月、釜山(ブサン)と馬山(マサン)で、維新独裁に反対する大規模学生デモが起きました。10月16日に始まり、20日頃には鎮圧されました。「大勢の人が亡くなった」とかそんな話もあまり聞かないし、韓国人でも『聞いたことはあるけど詳しくはわからない』人が多いだろうと思います。

でも、そのブマ抗争が今年から国家記念日になり、今日、初めて政府主催で記念式が開かれ、文在寅大統領が演説をしました。「加害者を見つけ出す」、と。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・政府は、釜馬民主抗争の真相究明と被害者の名誉回復、補償に一層力を注ぎます。

数字のみ残っている抗争の主役と被害者が自分の名前を探して名誉を回復できるようにし、国家暴力の加害者の責任所在も徹底的に究明します。

今になって彼らの責任を問いただそうととするのではなく、歴史の正義を立て直すためです・・>

https://news.v.daum.net/v/20191016145113419

 

他にも文在寅大統領は「419革命、518光州民主化運動、610民主主義抗争、ろうそく革命」を韓国民主主義の事例として話しています。

419(李承晩大統領を追い出したデモ)は憲法前文にも書いてあるし、518(光州での流血鎮圧)は韓国でも大きな関心事だから、まだ分かるとします。

でも、610(全斗煥政権に対する大統領選挙改革要求デモ)と釜馬抗争についてちゃんと知っている韓国人って、そんなに多くもないはずですが・・

しかもろうそく革命(デモ)って、起きたばかりのことで、その際に大統領になったのは自分自身なのに、それを事例にするのもどうかと思います。

とにかく、全ての事例の共通点は、「左派が右派に対して行ったデモ」という点です。

韓国で「正義を立て直す」という話が出たからには、徹底的に誰かの責任を問いただすことになるでしょう。1979年の関連者たちなら、生きていてもかなりの高齢のはずですが・・・

 

 

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