虎口(ホグ)という考え方・・「見下される前に見下してやれ」?

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虎口というと「重要な出入り口」「とても危険な状況」などの意味があります。でも、韓国では、「ホグ(虎口)」というと、「バカにされる人」「見下される人」という意味のほうが、もっと有名です。韓国の囲碁用語からそうなった、と言われています。やられると分かっていてそこに碁石を置くバカ、ということで。

ネットなどでは、「グローバル・ホグ(虎口)」といって、他の国から見下されるという表現がよく目につきます。

 

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ホグは、ネットだけでなく、韓国社会で広く使われています。例えば食堂で料理が出てくるのが遅くなって、それでも抗議しない人を、「あいつはこの店のホグだな」とバカにしたりします。店から「料理を遅く出しても抗議講義しない客」と見られるだろうから、もっと遅く出してもいいだろうと思われる、そんなのホグ(見下されている)だ、という理屈です。

GSOMIA関連ニュースで、このホグが出てきました。どういうことなのか、引用してみます。

 

<・・キム・ヒョンジョン大統領府国家安保室2次長は、8月、「米国に助けてくれとお願いした瞬間、『グローバル・ホグ』にされる」とGSOMIAで米国の仲裁を引き出す戦略を打ち出した。しかし、5日に訪韓したデビッド・スティルウェル国務省次官補が「我々は仲裁しない」という点を再び確認しながら。「レバレッジ」戦略は完全に失敗した。むしろブーメランになった。

スティルウェル次官補など米国は、日本ではなく、韓国を連日圧迫している。日米の蜜月関係だけ強化させた。

今GSOMIA終了の問題は、技術的な「効用」を離れ、韓米同盟の象徴の問題になった。GSOMIAが終了しても、韓・米、日・米の関係を介して韓・米・日3カ国の間での情報交換は行われるだろうけど、トランプ政権が推進する韓・米・日の協力という北東アジア安保構図から見ると、韓米同盟の亀裂が深くなる始発点になる恐れもある・・>

https://news.v.daum.net/v/20191112142104841

 

そういえば8月25日のエントリーでも、韓国は「私たちがGSOMIAを延長しても、日本が破棄すると、私たちがバカにされる」という話をしていました。

ネットの書き込みならともかく、本当に「見下される」という理由でGSOMIA破棄という選択をしたのでしょうか。

ちなみに、韓国社会の「ホグ」は、被害妄想な側面が強いと私は見ています。どことなく、「やられる前にやれ」という考え方に似ている気がして。「見下される前に見下せ」とでも言いましょうか。

 

 

 

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