韓国、米国との防衛費分担金、GSOMIA破棄に続いて、戦時作戦統制権問題も浮上か

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

具体的な話はまだ見えませんが、米国側が韓国軍への戦時作戦統制権譲渡の件で、「うーん、どうかな」な趣旨の発言をしました。

文在寅大統領だけでなく、左派思想において戦時作戦統制権の移譲はまさに『偉業』であり、文在寅大統領の任期中(2022年5月)まで完了すると言われていました。

GSOMIA、防衛費分担などと関連し、戦時作戦統制権譲渡が、米国側の(韓国側がよく使う表現を借りますと)「カード」になったのではないか、という指摘が出ています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・米国の軍首脳部が、韓米同盟と関連した重要な懸案をめぐり、圧迫を高めている。韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)の延長と防衛費分担金の増額に続いて、戦時作戦統制権移譲の問題まで言及しながら、連日攻勢を繰り広げている

・ 3つの懸案のすべてにおいて韓米間の立場の差がはっきりしており、ややもすると「韓米同盟異常説」が表面化する恐れも提起されている

・ロバート・エイブラムス韓米連合司令官兼在韓米軍司令官が12日の記者懇談会で、合理的な条件が備わってこそ戦作権譲渡が可能であるという原則を強調したことで、微妙な騒ぎが起きている

・戦時作戦統制権移譲は、文在寅大統領の核心公約の一つだ。文大統領は7日、韓米連合軍司令部創設41周年記念式にも「戦作権譲渡と未来連合司令部の構成に心血を注いで、韓半島の平和を作り出す主役になってくれるようお願いする」という内容のメッセージを送った

・大統領府は、米国側の相次ぐ圧迫にも、歴代のどの政府より韓米両国間の緊密な連携を続けていると断言している。ただ、米国側から無理な防衛費を要求されることは別の問題だと一線を引いている。文大統領が防衛費の交渉に外交安保専門家ではなく通常専門家を選んだのも、「トランプの防衛費の請求書」に効果的に対抗するための意志が込められているという分析だ。大統領府はGSOMIA終了も「韓米同盟とは全く関連がない」としている

https://news.v.daum.net/v/20191113172312875

 

2014年、韓国と米国は戦時作戦統制権譲渡において、韓国軍が相応の能力を備えることをその条件としました。

韓国軍の核心軍事能力、北朝鮮核問題への対応能力、戦時作戦統制権を持つに相応しい安保環境の三つです。さぁ、どうでしょう。三つのどれも、「うーんまだまだかな」と言ってしまえば、それだけのこと。

繰り返しになりますが、まだ具体的な話が出ているわけではありません。しかし、このタイミングで戦時作戦統制権関連の話が出てきたのは、偶然ではないはずです。三つの条件の「安保環境」に日韓GSOMIA破棄がどんな影響を及ぼすのかも含めて。

 

 

 

※「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が発売中です!発売後すぐに重版が続き、情報ライブミヤネ屋でも紹介されるなど、おかげさまで話題になっています。本当にありがとうございます※

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

新刊「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が発売中(8月2日発売)です!

最近、韓国側から「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。それはただ「用日」として切り捨てればそれでいいのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が発売中です。日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること。そこには、韓国には無い、平等という価値観がありました。

・「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が発売中です。私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、神様関連の話が多くなっています。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog