聯合ニュース「文在寅大統領が原則を貫いたおかげで両国関係は破局を免れた」

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韓国では、「大きな声では言えないけど、これは負けだ」という内容の報道もあるものの、与党(共に民主党)が「文政府外交の勝利だ」と勝利宣言するなど、自画自賛モードのほうが強くなっています。

聯合ニュースもまた、「原則を貫いたおかげだ」としながら、文大統領を高く評価する内容の記事を載せました。

<・・破局に突き進むように見えた韓日関係が劇的反転を迎えることになったのは、「どのような場合でも、対話を通じた外交的解決を最優先にする」という文在寅大統領の原則が根底に敷かれているという分析が出ている。

実際、文大統領は15日の光復節祝辞で、日本の輸出規制への高強度批判を自制し、「今でも日本が対話と協力の道に出たら、私たちは喜んで手を握る」とし「対話」を強調した・・

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・・これと共にGSOMIA延長・終了の判断にも、原則を守ったという点も注目すべき部分である。文大統領は「安全保障に信頼できない理由で輸出規制措置をとった日本と軍事情報を共有することは難しい。日本の態度の変化がない場合はGSOMIA終了が避けられない」という立場を一貫して維持してきた。

これにより、輸出規制事態の理由について言葉を変える姿を見せた日本との「名分の戦い」で押されないことができたという分析が与党内で出てくる。

一部では、このように「原則」に合わせて輸出規制事態に対応してきた文大統領が、今後の課題として残っている強制徴用問題でも、このような原則を貫徹できるかに関心が集まっている・・>

https://news.v.daum.net/v/20191122203543140

 

私が知っている限り、文在寅大統領の原則とは、「日本が輸出規制(管理見直し)を解除しないとGSOMIA延長は無い」でした。

でも、そうではありません。イーデイリーの記事によりますと:

<・・22日、日本のNHK放送と日本経済新聞などによると、日本経済産業省はこの日の輸出規制と関連して、個別の品目別に審査した後に承認・許可をする基本方針には変化がないと明らかにした。しかし、韓国政府と局長級で会話をするという意味を明らかにしたとNHKは伝えた。韓国がWTO提訴の手続きの中断など、関係改善の意志を示しているだけに、対話することに決めたと説明した・・>

https://news.v.daum.net/v/20191122190715021

これのどこが「原則を貫いた」と言えるのでしょうか。良いか悪いかを論ずる前に、明らかに「原則どおりに行かなかった」にしか見えませんが。

 

 

 

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