米朝首脳会談に反対すると韓国の国民ではないのか

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一時「安倍のスポークスマン」と叩かれた自由韓国党の院内代表ナ・ギョンウォン氏が、米国側に「米朝首脳会談をしないでほしい」と頼んだことが大きな話題になっています。

さらに大統領府はこのことで、スポークスマンが「ナ議員は本当に大韓民国の国民なのかと聞きたい」と話すなど、事態は大きくなるばかりです。いや、米朝首脳会談に賛成しないからって非国民と言われましても・・

この件で、韓国ではGSOMIA関連記事が一気に目立たなくなりました。

 

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<自由韓国党ナ・ギョンウォン院内代表が、米国側(※スティーブン・ビーガン北朝鮮担当代表)に、来年の総選挙前に米朝首脳会談を行わないように要請したという報道をめぐり、昨日(27日)、大統領府と韓国党が論戦を繰り広げました。

大統領府コ・ミンジョンスポークスマンはこの日、書面ブリーフィングで「国民の安危と関連した仕事でさえも「政争の道具」としていることに耳を疑わずにはいられない」、「ナ院内代表の頭の中には選挙しか無く、国民と国家は存在しない」と批判しました。コ・スポークスマンは、「自分の発言が外部に知られると、恥を感じるどころか、むしろ堂々としている姿に失望感を越えて、怒りと、大韓民国の国民なのかと聞きたい」とし「歴史の罪人になりたくないなら、今すぐにも自分の言葉を収めるべきだ」と述べました・・>

https://news.v.daum.net/v/20191128091338403

 

ナ議員の主張は、次のようです。前の地方選挙(自治体長選挙など)とほぼ同じ時期に会談が行われ、「政治利用された」という議論があったため、今回は「総選挙(四月)が近いからその前はやめたほうがいいじゃないか」という趣旨を話しただけだ、と。

実際、自由韓国党は「ナ院内代表が指摘したのは、非核化とは無関係な時間稼ぎのためのイベント、総選挙のための『平和ショー』のことだ」、「このように当然の懸念を表明した第1野党院内代表の国籍さえ云々する青瓦台は、大韓民国の大統領府なのか」と反論しています。

探せば出てきますけど、このニュースによって、「日本が嘘をついた」などGSOMIA関連ニュースが目立たなくなりました。総選挙も近いし、似たようなニュースがあと1~2件はあるのではないか、とも思われます。

しかし、もし「いま米朝首脳会談は無意味だ。やめろ」という主張があるとしても(ナ議員の主張はそれとは違うようですが)、だからって「国民じゃない」と大統領府が言っちゃダメでしょう。

 

 

 

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