中国外相、韓国で米国を批判

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王毅中国外交部長(外相)が昨日、カン・ギョンファ韓国外交部長官と面談しました。2時間以上も続いたとのことです。

基本的に北朝鮮核問題、韓国で言う「THAAD報復」の解除などにおいて、「韓国側の意見に共感する」としつつも、具体的な話はありませんでした。

それよりも目立ったのは、韓国に来て米国を批判したことです。もちろん、「米国」という字は出てきません。

聯合ニュースTVの「韓国に来て米批判・・『覇権主義、世界の安定を揺るがす』」という記事から部分引用してみます。

 

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王毅部長は昨日カン・ギョンファ外交部長官と会った席で、世界の安定の最大の脅威は覇権主義だとし、米国を狙った批判を吐き出しました・・

・・『大きな国が小さな国を苦しめることに反対し、自分の力だけを信じて弱いものを苦しめることに反対し、他人に強要することにも反対します。他の国の内政に干渉することも反対します』

米国の中距離ミサイル配備に反対する習近平国家主席の警告メッセージを出したのではないか、という分析も出ています・・

 

・・王部長は訪韓最終日(※今日、5日)文大統領を表敬訪問し、韓国側政・財界関係者と昼食を一緒にする予定です。この席では、米中貿易紛争の核心に浮上したHuawei社の米国の不買・不使用キャンペーンに参加しないことを求めてくる可能性が挙げられます。>

https://news.v.daum.net/v/20191205081609985

 

文大統領とは「礼訪(表敬訪問)」となっていて、そう長く話すことは想定していないようです。多分昨日のカン長官との話し合いがメインだったようです。

習近平氏の訪韓なども話し合ったのではないか・・ということですが、やはり具体的な話は出ていません。個人的に、王部長は韓国側が喜びそうなことをいろいろ述べたのではないか、と思っています。ただ、具体的ではなく、大まかに。中国が要求しているのは明らかに「米国の中距離ミサイル配置を認めるな」であり、韓国がその要求に応じるかどうかを見てから、その話の続きを決めればいいだけですから。応じたら「話を続けましょう」とし、応じなかったら「誰だお前」ということで。

 

 

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