文大統領「問題の本質に関する論争はやめて解決法を探そう」

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

日韓首脳会談での文在寅大統領の発言が、少しずつ明らかになっています。

個人的に「なんだこれは」と思ったのは、いわゆる元徴用工問題において、文大統領が「問題の本質について論争しても難しくなるだけ」と話したことです。個人的には、この発言は「その場しのぎ」でなんとかしよう・・という意味にしか聞こえません。

以下、聯合ニュースの記事から、文大統領の発言に関する部分をまとめてみます。基本的に「大統領府核心関係者」の話となっています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・文大統領は、強制徴用問題と関連しての韓国の基本的な立場である『最高裁判決に政府が関与することはできない』という点を明らかに、強く説明した

・「解決法を急いで出さなければならない」記事は「現金化措置が来年2〜3月に予想される状況で、解決を急ぐ必要があるという意味」としています

・「重要なのは、解決策を見つけること」、「本質を巡って論争することは問題をより困難にするだけだ」、「解決策を見つけるために知恵を集めて行こう」

・ムン・ヒサン国会議長の案については、日韓両方から何の言及も無し

・福島の処理水(記事本文では「汚染水」)について「問題の重大性において日本の情報共有や透明性が足りないと感じられる。日本政府関係者から問題になりそうな発言も出ている」

https://news.v.daum.net/v/20191225160839367

 

一見「2人で用意しよう」「2人で知恵を絞ろう」としているけど、実は1人がもう1人に責任を押し付けているだけです。まず、文大統領の「本質はやめよう」という発言は、「このままだと破綻する。それでいい?それでいい?いいわけないよね。だから根本的な話ではなくその場しのぎでなんとかしようよ」という話でしかありません。「知恵を集めよう」という言葉も、その意味は、「韓国政府が解決すべき問題」や「韓国は国際法違反状態にある」という日本の主張を否定するものでしかありません。

発言そのものより気になるのは、聯合ニュースが「現金化を2~3月」と見ていること。そして、ムンヒサン案は韓国政府からも完全にアウトオブ眼中になっていることです。ムンヒサン案はともかく、本当に2~3月に現金化があるのでしょうか。

 

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

・新刊「文在寅政権の末路」が、2019年12月27日(アマゾン発売日基準)に発売です!

文在寅政権の現状は何なのか、どこへ向かっているのか、文政権から見た場合、それはそう悪くない末路ではないのか、しかし、大韓民国という立場から見た場合は、どうなのか。あくまで「私」という微力な一人の観点ではあるものの、日本の皆さんに紹介したいと思っている文在寅政権関連の話を、自分自身に率直に書きました。

・「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が発売中(2019年8月2日)です!

韓国側からも「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog