金正恩委員長、新年構想で韓国に関する言及「ゼロ」

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北朝鮮に「オールイン」しているとよく言われれう文在寅大統領ですが・・なんと、金正恩委員長の新年構想で「南側(韓国)」は一度も言及されませんでした。ちなみに、去年は10回ありました。

詳しくは、1回あるにはあります。「米国が南朝鮮に戦争装備を仕入れてきて・・」のところで、1回だけ言及されました。これを言及と言えるなら、の話ですが。北朝鮮の韓国への愛が足りないのか、韓国の北朝鮮への愛が足りなかったのか。

以下、聯合ニュースの記事から部分引用してみます。

 

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<金正恩北朝鮮労働党書記の新年国政運営の構想から、南に向けたメッセージが「行方不明」となった。

1日の朝鮮中央通信によると、金委員長は前日労働党7期5回全員会議の最終日、内外政策全般に対する評価と新年計画を比較的詳細に提示した。しかし、1万8千字ほどの会議結果報道で「北南(南北)関係」という言葉は、一度も登場しなかった。「先端戦争装備を南朝鮮に搬入して… 」と米国を非難する過程で、韓国側を一回言及するだけだった

 

昨年発表した新年挨拶で「北南関係」が10回言及されたのと対照的である。

特に、彼は当時「急速に進展した」南北関係を例にあげて、北米(※米朝)会話にかける期待感を表し、南北協力・交流の全面拡大を強調し「前提条件のない、金剛山観光・開城工業団地の稼働再開」の意思をほのめかしたこともある。

しかし、今年の新年構想で対南政策が無くなったことは、昨年2月末ハノイ北米サミット決裂後、非核化交渉が難航する状況で、韓国側の役割の「限界」とそれに対する北朝鮮の失望感が反映されたという分析が提起される・・

・・現状としては、北米交渉膠着局面が解消されない限り、新年にも南北関係が好転するのは難しいという観測が支配的だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20200101142248883

 

韓国側の記事を読んでいると、「関係改善」という言葉がものすごく簡単に出てきますが、その改善のために韓国が何かをやったのか?というと、そんな内容はありません。日本との関係も、米国との関係も、中国との関係もそうです。ただ、何かの国際会議で会談でも出来れば、「このきっかけに関係改善への~」と騒ぐだけです。北朝鮮との関係も同じで、韓国が北朝鮮が望んでいる何かが「出来たのか?」というと、何も出来ていません。「運転者」外交としながら1人で盛り上がっていただけです。ブルーサイドか、レッドサイドか。それからはっきりしないと、どちらからも嫌われる日々が続くでしょう。

経済がうまく回っているわけでもないし外交はこの有様なのに、韓国では、文在寅大統領の支持率が50%(MBC調査)を超えた、とのニュースもあります。新年早々、わけがわかりません。

 

 

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