KBSのハリス大使インタビュー番組、「ハリス大使を問いたださなかった」だけで叩かれる

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斬首コンテストが開かれるほど、韓国でハリー・ハリス大使が目の敵にされているのが、前にもお伝えしました。中には「母の実家が恋しくなったのか」を言う国会議員もいました。

KBSが、そんなハリス氏との特別インタビューを放送しました。ですが、KBSが理事会などで叩かれ、しかも「やっぱりKBSが叩かれた」がニュースになるほど注目されています。インタビューを放送しただけなのに、何でKBSが叩かれているのでしょうか。

以下、全国言論労働組合が発行する週刊新聞「メディア今日」の該当記事から、該当部分をまとめてみます。

 

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・KBSのハリーハリス駐韓米国大使のインタビューに対し、引用するだけのジャーナリズムで、ハリス大使の発言を放送するレベルにとどまったという批判が溢れているである

・ハリス大使はKBSとのインタビューで、「私たちは、南北関係の成功や進展とともに非核化に向けた進展を願っている」と話した。文在寅大統領が新年辞で南北関係に速度を出すという立場とは違う内容である。

・ハリス大使は文在寅大統領が金正恩北朝鮮国務委員長の韓国訪問推進と非武装地帯(DMZ)ユネスコ世界遺産の共同登録など、南北協力方案を言ったことに関しても、「そんな措置は、米国との協議の下に行われなければならない」と述べた

・ハリス大使の発言は、事実上、文大統領の構想を台無しにするもので、一国の大使の発言としては異例である。ハリス大使は「私たちは、必要であれば、今日の夜にでも戦う準備ができている」と強硬発言も吐き出した

・特にハリス大使は「韓国も中東で多くのエネルギー資源を得る。私は韓国がそこに兵力を送りがほしい」と話した。ホルムズ海峡に韓国政府の派兵を要請した米政府当局者の発言として、かなり波紋が予想された。しかし、ハリス大使が、派兵するのが当然であるかのようにあまりにも簡単に話して、それで終わってしまい、質問などは無かった

 

・KBSが単独インタビューの機会を生かし、ハリス大使の派兵要請発言などを、米国政府の本音や派兵の正当性を打ち出す米国の根拠をしつこく問わなければならなかった、という指摘が出ている

・KBS理事会でもハリス大使インタビューに批判があふれた。KBSチョ・ヨンファン取締役は「この日のハリス大使の南北関係に関する発言は、今まで米国が繰り返してきたもので新しいものでもなかったのに、そのまま放送する価値があったのか疑問」、「韓国公営放送であれば、米国大使が国民を侮辱する態度に批判を提起しなければならなかった」と話した

・チョ理事は「米国大使のインタビュー内容は、米国の世界戦略に韓国を一方的に依存させ、南北関係を改善しようとする韓国政府の努力を挫折させ、韓国の主権と国益を深刻に毀損するものだ」、「米国の立場と要求だけ繰り返し伝え、強調する報道によって、国民の認識を歪曲して、政府の独自政策樹立と推進を妨げるのが実情だ」と苛酷に批判した・・

https://news.v.daum.net/v/20200109160427090

 

インタビュー報道だから引用するのは当然だとして、新しい内容が無いと米国大使の発言も放送する価値が無い、というのがまた凄い発想です。それを言うなら、韓国が日本に対して言っている「未来志向」関連の発言は一切放送の価値が無くなるのでは・・これなら、「聞きたかった内容が無いから怒った」でいいじゃないでしょうか。

 

 

 

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