韓国各紙、『安倍が悪いといいな安倍が悪いことにできたらいいな』

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日本で何か政治家関連でスキャンダラスなこと・・例えば桜を見る会などの事案が発生すると、韓国のネットでは「これで安倍は終わりだ」という話が盛り上がります。2018年には、安倍総理の退陣を要求する日本市民団体の集会に、韓国市民団体がLEDろうそくを寄贈したりもしました。ネットの書き込みだけならともかく、マスコミ記事でも似たような趣旨が載るから、困ったものです。

でも、日本の場合、「ちゃんと説明すべきだ」とする意見が多く、支持率もそれなりに下がるものの、韓国が期待しているような決定的な反応はありません。部分的な事案より全体像を重要視する、考えられる選択肢の中で野党が機能していない、などなど、理由はいくらでも見つけ出すことができます。でも、韓国では「なぜ安倍大魔王の支持率が下がらない!」「なぜ朴槿恵弾劾や香港事態のような展開にならない!」という記事が、忘れた頃にはかならず目につきます。

 

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安倍総理の外交を「米国と中東のコウモリ外交だ!もう限界だ!」とするマネートゥデーの記事は特に傑作で、<安倍晋三総理の中東政策は、「コウモリ外交」と呼ばれる。米国に密着しながらも、イランとも良好な関係を維持しようとする様子が、まるで童話に出てくる、二股をかけるコウモリのようだとし、そう呼ばれている・・>となっています。ちなみに、「呼ばれている」と言っても、初めて聞きました。

https://news.v.daum.net/v/20200108055533078

 

安倍総理の支持率は49.3%まで上がり、次の選挙でも自民党に票を入れるという人が60%に及ぶという調査結果を紹介しながら、文化日報は「スキャンダルがあっても支持率が上がるなんて!」という記事を載せ、ソウル市が運営するTBS交通放送は、保坂祐二氏の説明とともに「政治スキャンダルを隠すため、安倍総理がゴーン氏をわざと逃した・・という話もある」「日本はレバノンに経済的に手伝っているから、安倍総理がレバノンに『ゴーン氏が政府関係者のことは言わないように』と圧力をかけた」などと、もう何が何でも悪口を言ってやる、的な書き方が半端ありません。

https://news.v.daum.net/v/20200113115033612

http://www.tbs.seoul.kr/news/bunya.do?method=daum_html2&typ_800=4&seq_800=0010373038

 

今朝の「規範化」とも繋がる内容ですが、とにかく「Aは良いとされているから良く、Bは悪いとされているから悪い」としなければ生き残れないのはマスコミも同じではあります。だから、どうしても安倍総理を悪く言わなければならない事情はあるのでしょう。でも、批判したければ批判すればいいけど、現実がその批判通りに動く保証はありません。それを「現実が悪い」として世の中を恨むのは簡単ですが、決してろくな結果にはなりません。他人にも、自分自身にも。ちょうど今日紹介したいくつかのソース記事が、そんな「現実が悪い」イメージです。

良いか悪いかは日本国民が決めればいいでしょう。『韓国各紙が息を切らして興奮を抑えられず、全身を震わせながら大緊急通知と知らせてきた日本総理の悪口というものだが、日本国民は、選挙権を受け取ってある』わけでして。

 

 

 

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