韓国、北朝鮮の要求通り、金剛山観光地区の韓国所有施設を自ら撤去することに

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北朝鮮が、金剛山観光地区の韓国側の施設を、韓国自ら撤去しろと要求している件、続報です。

TV朝鮮の報道によると、結局は韓国が撤去を決め、米国側と撤去に必要な機器、装備などの搬入について話し合っていることがわかりました。米国側は韓国の態度を疑問に思った、とも。

以下、TV朝鮮からの引用になりますが、ソース記事は「米国側も同意した」、「南北離散家族面会所の一部を真っ先に撤去することにした(※この面会所は、象徴的な意味が大きい施設で、韓国側がこれだけは守ろうとしていた、と言われています)」としていますが、統一部は「米国側と話し合っている」ことは否定しませんでしたが、「面会所撤去」や「すでに同意を得た」の部分については否定しています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・政府が、金剛山面会所のいくつかの建物を、私たちの手で撤去することを決定し、撤去機器の搬入において米国の同意を得たことが確認されました。北朝鮮関連消息筋は、「昨年末から米側と議論して、最近、同意を得た」としました。協議の過程で、米側は「財産権が韓国にある建物をなぜ韓国が直接撤去するのか」と、疑問を提起したと伝えられました。暖かくなると、面会所内のコンテナ宿泊施設351箇所が先に撤去される見込みです・・>

http://news.tvchosun.com/site/data/html_dir/2020/01/10/2020011090137.html

 

KBSも同じく「機器の(北朝鮮への)搬入を対北制裁の例外と認めてもらう必要があるかもしれないため、米国側と話し合っている」としています。どうやら、「完全に」か「部分的に」かの差はあれど、韓国が自ら撤去することに決めたのは間違いないようです。

https://news.v.daum.net/v/20200111004841519

 

さて、ここから2つ気になります。1つは、撤去したことで、その所有権を持っている韓国の企業(ヒュンダイ・アサン)に韓国『政府』が弁償するのかどうか。もう1つは、(引用した部分にはありませんが)上のTV朝鮮の記事の中でも指摘されていますが、「北朝鮮が要求しているのは完全撤去であるため、部分的に撤去するための機器搬入に北朝鮮が同意しない可能性」です。

次の関連エントリーは、<ここまでして韓国が北朝鮮のために芸(悪い意味で)をやっているのに、北朝鮮は「完全撤去」に拘って、装備の搬入を拒否した>な内容になるかもしれません。その時、韓国はともかく、搬入を許可した米国は何を思うのでしょうか。「従北」という言葉、なかなかうまくできていると思わずにはいられません。

※今日は、午後は更新できません。次の更新は夕方になります※

 

 

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