「次はソウルで、早い時期に」から1ヶ月・・日韓対話、まだ日程も決まらず

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去年12月、日韓の間で課長級・局長級対話(政策対話)がありました。韓国側は「これで輸出規制(管理厳格化)の撤回もありえる」と勝手に盛り上がっていたものの、これといって進展無く、「次はソウルで、早い時期に」ということで終わりました

でも、もう1ヶ月過ぎたのに、次の日程はおろか、(両国間の対話チャンネルは存在するものの)疎通が完全に切れている、とのことです。それもそのはず、「3月に現金化(日本企業の韓国内資産売却)」と噂されているのに、日本側が応じるわけないでしょう。

以下、アジア経済の記事から、部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<韓日両国が貿易紛争解決のための対話を再開できずにいる。昨年12月12月、日韓両国は、政府代表団が参加した中で「第7回韓日輸出管理政策対話」を行った。この席で8回目の輸出管理対話を早期にソウルで開くことにしたが、1ヶ月が過ぎてもまだ、日程さえ合意できないでいる。

19日、産業通商資源部の関係者は、現在の韓日の状況について、「完全な小康状態」とし、「特別なモメンタムがなく、まだ8回輸出管理政策対話の日程も決められずにいる」と述べた。ただし対話チャンネルは維持しているとした。

彼は「(※韓国の)産業部と(※日本の)経済産業省との間の対話チャンネルを維持しているが、8回政策対話について何の進展もない状態」と「昨年、韓日首脳会談の後、特別な状況の進展がないからだ」と説明した。

この関係者は、当分の間は、このような小康状態が続くと予想した・・>

https://news.v.daum.net/v/20200119101325438

 

実はこれ、文在寅大統領が自ら潰したとも言えます。記事本文(引用部分ではなく)でも触れていますが、14日、文在寅大統領は「強制執行手続によって強制売却を通じた(日本企業の韓国内の資産の)現金化が行われるまで、多くの時間的余裕があるわけではないので、韓日間の対話がより速度を出すべきだと思っている」と話しました。これは、大統領が『現金化する』を公認したことになります。もっと曇った心で見ると、「現金化の執行手続において、政府は関わらないから、勝手にしろ」という意味にもなります。こんな状態で、日本側が対話に応じることもないでしょうし、万が一政策対話が開かれたとしても、「次は日本で、早い時期に」で終わりでしょう。航空会社の方々、よかったですね。

3月頃だと噂されている、現金化。なにもかも予測にすぎませんが、前の記者会見が本当に「現金化を認める」とした文在寅大首領の間接的「GOサイン」だったなら、今までとは違い、現金化強行という結果になるかもしれません。その時、両国関係はもう一度大きく動くことになるでしょう。

 

 

 

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