個人観光、北朝鮮に年5000億ウォン(約470億円)規模の収益が発生か

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

韓国の北朝鮮個人観光が、北朝鮮に年5000億ウォン(470億円程度)規模の収益を発生させるだろう、という記事がありました。北朝鮮の2018年総輸出額が、韓国のウォンにして3860億ウォンだったことを考えると、かなりの金額になります。以下、文化日報の記事から、部分引用します。

<・・政府当局者は、北朝鮮が観光業の育成を通じた経済発展と体制維持の間でジレンマに陥っていると見ている。年初から連日対南誹謗に熱をあげた北朝鮮の対外宣伝媒体が、18日以降からは非難を避けているのも、北朝鮮内部が悩んでいるという傍証だ。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

収入においては、北朝鮮への韓国観光客の波及力は相当なものである。中国は毎年最大で20万人規模の観光客を北朝鮮に送るが、相当数が当日だけの観光で、大きな利益にはならないが、韓国の観光客は、何日も滞在する可能性が高いからである。

金剛山観光がピークだった2007年基準では約34万人が北朝鮮を訪れており、専門家は、この程度の規模が維持される場合、北朝鮮が毎年5000億ウォン程度の収益を上げることを期待している。 2018年、北朝鮮の全体輸出額(3860億ウォン)を大きく上回る額であり、経済の低迷を挽回することができる機会だ。

しかし、韓国の観光客の流入は、北朝鮮には「外貨稼ぎ」とともに体制の動揺を招くことができるという点で、両刃の剣にもなる・・>

https://news.v.daum.net/v/20200121121359972

 

観光客といっても、どうしても北朝鮮の人たちと接触する可能性(普通に会話するだけでも)があるため、それが北朝鮮の体制を揺るがすかもしれない、というわけです。さて、金正恩氏も「南の同胞たちが来るなら歓迎する」とは話したことがありますが・・どうでしょうね。まだ北朝鮮からは何の反応もありません。

それに、「外貨稼ぎ」の側面が浮き彫りになればなるほど、韓国が米国の独自制裁を乱す側面もまた強くなるだけでしょう。ハリス大使は、やはり正確な見方をしていた・・と思わずにはいられません。

 

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

・新刊「文在寅政権の末路」が、発売中(2019年12月27日発売)です!

文在寅政権の現状は何なのか、どこへ向かっているのか、文政権から見た場合、それはそう悪くない末路ではないのか、しかし、大韓民国という立場から見た場合は、どうなのか。あくまで「私」という微力な一人の観点ではあるものの、日本の皆さんに紹介したいと思っている文在寅政権関連の話を、自分自身に率直に書きました。

・「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が発売中(2019年8月2日)です!

韓国側からも「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog