「安重根」は「金正恩」を隠すためのものなのか

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以下、『新聞社(または放送局)による』ということを前置きさせてください。ちゃんと書く記事もあります。

韓国社会で「なんたら集会」の価値を決める基準は、『自発的に』です。市民団体が政治勢力化し、恐ろしいほどの影響力を行使するようになりましたが、それとともに、彼らは自分たちの存在を『自発的に』という言葉の後ろに隠そうとしているのです。自発的に集まった。市民団体がリードしたものではない。ああ、素敵なことだ。そう認識させるためです。もちろん、彼らの主張に少しでも深入りすれば、まっさきに市民団体が姿を表します。

いままでは政府が『市民団体がやることだから知らない』としていましたが、市民団体もまた『市民が自発的にやっていることだから知らない』としているわけです。また、全然別の団体に見えても、実は大手団体の『支部』のようなものだったと明らかになることもあります。

 

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今日、全羅北道の青年たちが、初めて選挙権を手に入れた今回の選挙で、「親日議員を選ぶわけにはいかない」と宣言した・・という記事がありました。親日妄言を処罰できる法律、親日半民族行為者の財産を没収できる法律などを作って欲しいなど、いくつかの提案もしたとのこと。

どうみても、本ブログでも何度か取り上げた、親日(とされる)候補者たちを落選させる運動の一環にしか見えませんでしたが、いくつかの記事を読んでみても、市民団体の名前は出てきませんでした。ハンギョレ新聞、ファイナンシャルニュース、ニュース1、MBN、スポーツ京郷、そして聯合ニュースにも、青少年団体、青年たちとしか書いてませんでした。ただただ、「安重根義士の死刑宣告日である2月14日に合わせて~」の部分だけ、強調していました。

でも、「ニューシース」だけ、彼らが市民団体所属であることを明らかにしていました。「ギョレハナ」という団体です。

https://news.v.daum.net/v/20200214140510635

 

この団体は、主に大学生たちの活動、特に反米活動が目立つ団体です。反日ももりとん強いけど、反米、在韓米軍撤退などが彼らの主な活動目標です。

2018年11月、金正恩氏の訪韓を歓迎するためのいくつかの団体が活発に活動していた頃。ある小学校に、ある団体が「平和統一関連の授業を行いたい」と提案してきました。当時の朝鮮日報の記事を部分引用します。

<民間統一団体が「平和統一授業」をするとし、小学校を訪問、6年生を対象に、金正恩北朝鮮国務委員長歓迎団の参加申込書を受けていたことが、18日、確認された。授業を聞いた学生たちは「早く来てください」「いつでも歓迎します」とキム・ジョンウンを歓迎する文も書いていた。学校側は一歩遅れてこのような事実を確認し、その団体に抗議して、申請書を返してほしいと要求した・・

・・この小学校の関係者によると、この授業は、民間の統一団体である「ウリ民族一つになるための運動本部(ギョレハナ)」所属講師が進行した。団体側が学校に「平和統一の授業をする」という内容の公文書を送り、6年生の担任の先生2人が申請した。授業は16日、1〜2時間目にかけて行われた・・>

https://news.v.daum.net/v/20181119030518650

 

いくら韓国が反日大国だとしても、左右葛藤というものがあるかぎり、団体名を知っていることと、知らないこととでは、このニュース、この団体への見方が全然変わるでしょう。なのに、記事には『安重根』は出ていても、『金正恩』は無し、団体名は伏せたままです。便利なものですね、安重根って。

 

 

 

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