韓国、31年ぶりに『報道機関の取材』に対する家宅捜索

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この前、条件付きで再承認を得たばかりの、チャンネルAというケーブル放送局(総合編成チャンネル)があります。東亜日報系列で、『検査キット7~8割不良』を独占取材したところでもあります。

そのチャンネルAが、いわゆる「検言癒着」で、家宅捜索されました。『取材に関する』事案で報道機関が家宅捜索されるのは、31年ぶりだそうです。

以下、聯合ニュースの記事から部分引用します。

 

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<いわゆる検言癒着疑惑を捜査している検察が、28日、チャンネルA押収捜索(※ガサ入れ)を断行し、報道機関家宅捜索歴史にも関心が集まっている。

取材と関連した報道機関家宅捜索は、1989年、安全企画部がソ・ギョンウォン平和民主党議員の訪北(訪朝)の件を取材したハンギョレ新聞編集局を家宅捜索して以来、事実上、31年ぶりのことだ。

当時ソ議員は、国家保安法違反の疑いで逮捕され、ハンギョレ記者は関連内容が盛り込まれた取材手帳や写真等の提出を拒否し、安企部は押収捜索に乗り出した。ハンギョレ記者たち入り口の前で抵抗したが、連行された。

 

その後も報道機関への家宅捜索の試みは、何回かあったが、失敗に終わった。2003年には、大統領府付属室長の接待シーンを盗撮映像で報道したSBSに対する家宅捜索の試みがあったが、記者たちの抵抗で不発となった。2007年にも、旧中央情報部が作成チェ・テミン牧師関連報告書の流出・報道と関連し、検察が新東亜記者の電子メールアカウントを押収捜索しようとしたが、試みにとどまり、2008年狂牛病報道関連でのMBC押収捜索も、同じだった。

2014年には「チョン・ユンフェ氏国政介入疑惑」文書を単独報道した世界日報の家宅捜索の噂が流れたが、記者が強く反発し、検察も正式には否定している。2018年には「ドリューキング事件」を取材していたTV朝鮮の記者が「ドリューキング」の出版社のオフィスに無断で侵入してタブレットPCなどを盗み、書類送検された。警察が報道本部への押収捜索に乗り出したが、記者たちの抵抗で、撤収した。

マスコミ家宅捜索が行われたことは他にもあるが、記者の取材行為に対するものは無かった・・>

https://news.v.daum.net/v/20200428142801324

 

ちなみに検言癒着とは、チャンネルAの記者が、金融詐欺で収監中の人に、『私はユン・ソクヨル検察総長の側近と近い関係にある。ユ・シミンに関して知っていることを話すなら、私が善処を訴えてやる』と話したことが発端です。

ユ・シミン氏は盧武鉉財団の理事長で、左派陣営ではかなり影響力を持つ人物です。ユ・シミン氏がある大規模金融詐欺に関わっているのではないか、そんな話もありました。

ただ、記者がそう話したのは事実のようですが、だからといって本当にその記者が検察とつながっていたのかどうかは分かりません。ただのハッタリだった可能性もあります。

 

 

 

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