韓国、金正恩健康異常説を主張した脱北者二人が袋叩きに・・「フェイクニュース」「国家の亡身(大恥)」

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今回、金正恩氏の健康異常説を強く主張していた人たちに、韓国大統領府や与党などが、『国家的亡身』としながら、猛攻撃を続けています。特に、脱北者出身で国会議員に当選したテ・ヨンホ、ジ・ソンホ氏の二人が、ターゲットにされています。

意見が外れたのは事実ですが、なぜこれが国に恥をかかせたことになるのでしょうか。韓国では、恥を「かかされるもの」としか認識しておらず、恥は私を亡ぼそうとする誰かからの攻撃またはその名分のようなものであり、「亡身(マンシン)」が「恥をかかされる」と同じ意味になっている・・と、前にも書いたことがあります。多分、そういう心理があったのではないか、と思われます。

簡単に言うと、「脱北者国会議員など存在そのものが迷惑だから、もう黙っていろ」ということでしょう。以下、ニューシースの記事から抜粋・引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

大統領府、統一部、与党・与党側の国会議員及び当選者たちが話したことをまとめてみますと、こうなります。

・「テ・ヨンホ、ジ・ソンホ当選者の無責任な発言のせいで混乱が生じた」(大統領府関係者、二人の実名を言及)

・「北朝鮮と関連した根拠のない内容で、私たちの経済、安全保障、社会など様々な分野で、不必要な混乱とコストが発生した」(統一部関係者)

以下、国会議員及び当選者たちの主張

・「国会議員は、無責任な偽ニュースを乱発するためのものではない」

・「あなたたちを暖かく受け入れた大韓民国の国民に、虚偽の情報、偽りの宣伝・扇動をお返ししたことを、心から謝罪しなければならない」

・「脱北者の偽ニュースが、これからは今国会を通じて流布される危険性がある」

・「自分だけの亡身だけでなく、国家の亡身だということを今でも気づいたならもう今後は自制したらどうか」、などなど

https://news.v.daum.net/v/20200502191622704

 

いや、そこまで言いますか、普通。特にテ・ヨンホ氏は、「私の指摘が外れたことを認めざるを得ない。しかし、今回の北朝鮮の対応には率直に違和感があった」と話しましたが・・(ジ・ソンホ氏は未確認です)

もう、「脱北者」という理由だけで「フェイク・ニュース」扱いされることが増えるでしょう。先も書きましたが、特に現政権では、脱北者国会議員など、存在そのものが迷惑なのですから。

 

 

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