中国の船で奴隷扱いされていたインドネシア船員が韓国に保護要請・・韓国政府は何もせず

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中国の漁船で、「1日に18時間労働」、「月給約1000円」、「死ねばそのまま海に捨てられる」など奴隷扱いをされていたインドネシア船員たちが、韓国政府に保護を要請しました。国際条約によって、韓国はすぐにその中国の船を調査することが出来ましたが、何もせず、船は公海上に行ってしまいました。保護を要請したインドネシア船員の1人は、容態が急に悪化し、死亡しました。

旧ブログのときに載せた「韓国人は悪魔だった」というインドネシア船員関連記事とともに、エントリーします。まず、以下、MBCの報道からです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<中国漁船で発生した、インドネシア船員の恐ろしい死と人権侵害の実態です。この事案をMBCが報道したのは、この船が釜山港に入港した間に、船員たちが韓国政府、そしてMBCに助けを要請したためです。彼らが提供した映像と証拠は、自分の目で見ても信じられなかいものでしたが、その実態を把握する前に、中国船は公海上に行ってしまいました。すぐに、国際的な協調捜査が必要だと思われます・・

※船員たちの奴隷労働、死ねば遺体を故国に送るという契約条件があったにもかかわらず、船で死亡した船員4人をそのまま海に捨てたこと、などの内容を報道※

・・耐えられなかった船員たちは、他の船で4月14日、釜山港に到着したものの、10日間、釜山港沖で待機となりました。待っている間に、1人の船員が胸の痛みを訴えて急いで釜山の病院に運ばれ、先月27日に亡くなりました。船上での4人の死亡事件を調査した公益人権法人は、去る4月27日、海上警察に知らせ、即座に捜査を促しました。

大韓民国は、過去2015年の強制労働や性的搾取などの人身売買を防ぐための国際議定書を批准したので、すぐに捜査をすることができました・・・しかし、それから2日後、中国の船舶は公海上に行ってしまい、海洋警察は「もう捜査できない」と知らせてきました・・>

https://news.v.daum.net/v/20200505200627534

 

旧ブログのときに紹介した内容ですが、2012年、韓国の船が遠洋漁業において外国人船員たちを苦しめ、問題になりました。あのときは保守政権だったので、ハンギョレ新聞が『現政府があんなに強調している国格が、落ちることだ』としながら、報道しています。

記事は、 2010年8月、ニュージーランド沖で操業中だった韓国「サゾ」グループの遠洋漁業船が沈没し、その事故で生き残ったインドネシア船員32人は、チャンスが来たと、ニュージーランド産政府に、韓国人たちの人権侵害を世の中に明らかにしました。

記事は、「韓国人たちは、悪魔のような奴らです。一度は、冷凍庫管理者が12kgにもなるステンレス鋼のファンで、インドネシア船員の友人の頭を殴りつけました。血だらけになったのに、韓国の管理者は、『インドネシア人は縫う必要なんか無い』としながら、何もしませんでした」など証言を紹介し、「韓国メディアではほとんど報道していない」「サゾだけでなく、韓国企業の船から事件事故が跡を絶たない」と報道しています。

 

最後は、引用してみます。<・・遠洋漁業界の人に会うと、(※美化されている)メディアのインタビューとは異なり、「海には未来がない」と言う。海は「パッと稼いで、逃げればいい」ところだと、自嘲的に語る。その自嘲な告白の中で、今日の遠洋漁業大国の現実を見る。

彼らが明日ではない今日だけを見ている以上、弱小国から来た貧しい外国船員の「最小限の人間に対する礼儀」や「将来の世代のための海洋資源の持続可能な管理」は、ただの戯言にすぎないだろう(2012年1月24日、ハンギョレ新聞)>

https://news.v.daum.net/v/20120124165008494

「弱小国」と言い切るところが、いかにも韓国らしいですが・・今回の中国船の話を聞いて、真っ先に思い出したのが、この記事でした。

 

 

 

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