ネットの一角、儚い見苦しさ・・「韓国はコロナ事態で世界のスタンダードになりつつあるのに、LG化学のせいで悪口を言われてはいけない」

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本ブログでは初めて扱うことになりますが、インドで発生したLC化学工場のスチレンガス流出事故関連のエントリーです。

インドのLG化学工場でスチレンモノマー(スチレンガス)流出事故が発生、12人が死亡、数十人の人が入院中です。現地の人たちが工場の閉鎖を要求するデモを起こすものの、LGは「工場閉鎖については聞いたことない」としていました。

しかし、インドの州政府が、LGに対し、事故となったスチレンガス全量を、韓国に持っていけと命じたことが明らかになりました。ストレートには言ってないけど、もう現地の工場を、少なくとも今のままの用途としては、再開させないという意味でもありましょう。

LGはそのスチレンガスを全羅南道のヨス(麗水、確かEXPOか何かをやったところです)の工場に移すことにしましたが・・現地の市民団体は反発している、とのことです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<LG化学はインドの工場で発生したガス漏れ事故の原因物質スチレンモノマー(SM)1万3千tを麗水に持ってくることとした。しかし、麗水工場の貯蔵タンクの容量はすでに限界だという。LG化学の処理方法に非常な関心が集まっている・・

・・このような措置は、インド州政府がガス漏れ事故と関連し、スチレンを全量韓国に移すように指示したことによる。今回持ち込むスチレンは、まず8千tがインドで韓国の船に出荷された状態だ。 26日ごろ麗水港ターミナルに入港すると予想される・・

 

・・LG化学は、事故が発生したインドの現地タンクに保管された製品1千800tは一括廃棄処分した。残りの在庫1万3千tを韓国に移す。キム・サンホ全南道環境管理課長は「麗水に搬入されたスチレンは、有害物質であるため、まず、LG化学からどのように処理するか計画書を受け取った後、それに伴う措置をとる方針だ」と述べた。市民団体は、LG化学の今回の方針に懸念を示した。ヒョン・ジェスン「仕事と健康」企画局長は、「昨年にも大山石油化学公団とハンファトータル、蔚山ヨンポ埠頭でスチレンモノマー事故が発生した」、「タンク容量が不足している状況で、有害物質を搬入するということは、市民の安全を脅かすことであり、LG化学は徹底した安全措置を取るべきだ」と促した。>

http://www.namdonews.com/news/articleView.html?idxno=571008

 

なぜか、全羅南道ローカルメディア「南道日報」にだけ載っていました。京郷新聞が『LG側はガス流出に気づいてからも、住民たちに自己警報なども発しなかった』などを記事にしていますが、全然話題になっていません。

コメントも一つだけ、「コロナ事態で韓国は世界のスタンダードになりつつあるのに、LG化学のせいで韓国が悪口を叩かれてはいけない・・」というものだけです。

https://news.v.daum.net/v/20200515170919689

 

 

 

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