サウスチャイナ・モーニングポスト「韓国がG7招待に応じたことで、第二のTHAAD事態になるかも」

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まだ中国当局が公式立場は出していない中、サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)が、韓国に「第二のTHAAD事態」を警告しました。こちらもまた「ボールは韓国にある」、すなわち韓国に拒否しろと言っているものだと見ていいでしょう。以下、ニューシースの記事から部分引用します。

<文在寅大統領が主要7カ国(G7)を拡大しようとするドナルド・トランプ大統領の提案を受け入れたことで、THADD(高高度ミサイル防衛システム)配置の決定で中国を不便とさせ、経済的に大きな被害を被った2016年の経験を再び繰り返すのか注目されると、サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)が5日、報道した。

 

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SCMPは、「中韓関係、G7招待受け入れで挑戦に直面(China-South Korea ties face a testing time after Seoul accepts Donald Trump’s G7 invitation)」というタイトルの論評記事で、ドナルド・トランプ米大統領が中国に対抗するために幅広い同盟を構築しようとする試みで招待された韓国、インド、オーストラリアがこれを受諾したとしながら、このように指摘した・・

 

・・上海復旦大学国際問題研究所チーファイガオ(祁怀高)副所長は、この記事で、「トランプ大統領の拡大されたG7招待を受け入れた3カ国のうち、韓国が最も不便な立場に立つようになるだろう」と述べた。チ副所長は、「文大統領の融和的対北政策には、中国の支持が不可欠である。これは、韓国政府が協議に参加しても、米国の中距離ミサイル配置など、朝鮮半島の安保に影響を与えるような約束は、(文大統領には)できないことを意味する 」と付け加えた。

中国はまた、北朝鮮の最大の貿易パートナーであり、北朝鮮の核兵器プログラムと関連して、北朝鮮に影響力を付与し、北朝鮮と法的拘束力のある相互援助と協力条約を結んだ唯一の国だ・・

 

・・SCMPによると、中国は過去2016年に韓国が米国の包囲政策に公募すると判断し、これにより、韓国経済は大きな代償を払わなければならなかった。韓国に対する中国のボイコットに韓国のロッテグループは、中国で百貨店やスーパーマーケットを閉鎖し、後で完全に撤退しなければならなかった。中国人観光客の韓国訪問は60%も急減し、中国内のKポップコンサートも禁止された。中国国営メディアは、反韓感情を盛り上げ、1年以上、そのような状況が続いたとSCMPは伝えた・・>

https://news.v.daum.net/v/20200608190730024

2つ前のエントリーとほぼ同じオチですので、他に書くこともそうありません。ただ、ボールが4つになりましたね、韓国。「ボールが4つだから1塁まで歩いていっていいよね?」とか言い出さないといいのですが。

 

 

 

 

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