韓国与党、南北問題の解決案を提示・・「私たちだけでも南北合意を守る姿を見せよう」「終戦宣言を」「開城工業団地再開を」

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今日は、昨日も紹介した「615南北共同宣言」20周年の日です。大統領は姿を見せませんでしたが、韓国の凡与圏(与党+与党と同じ路線の政党)から、いくつかの主張が出てきました。「私たちだけでも南北合意を守ろう」「終戦宣言を」「開城工業団地再開を」「金剛山観光再開を」「対北ビラを徹底的に止めよう」などです。なかなか壮絶ですね。悪い意味で。

まず、凡与圏国会議員173人が、「終戦宣言決議案」を発議しました。はやく終戦宣言して、南北交流を本格化させよう、というのです。これは、今の南北関係の責任を、北朝鮮というより、米国に負わせようとする意図もあるのではないか、と思われます。

それ以外は、ニュース1の記事から、与党国会議員たちの発言を抜粋してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・(与党代表)「南北関係の解決法は信頼と忍耐しかないにいる」「韓国政府が北朝鮮に最善を尽くして約束を守る姿を見せなければならない」

・(院内代表)「南北関係発展の一貫性を維持し、首脳合意の法的拘束力を備えるため、板門店宣言批准同意を推進する」「南北関係の発展のために開城工業団地と金剛山観光再開を早急に推進する」「対北ビラ散布は、国境地域住民の生命と安全を脅かす平和犯罪行為」

・「ビラ散布を防ぐなど、南北関係の改善のためにより多くの誠意と努力を見せなければならない」

・「政府は、南北首脳間の合意事項の履行により積極的に取り組まなければならない」

・「北朝鮮は、白人警察官の過剰鎮圧で死亡したジョージフロイドのように、『いま息ができない』状態だ」、「むしろ、開城工業団地と金剛山観光を復元させ、北朝鮮の非核化への道を、奨励し、拍手を送らなければならない」

・「(ビラのことで)首脳合意を守らなかったのは私たちのほうだ」

・「米国が南北交流についてもっと転向的に考える必要がある」

https://news.v.daum.net/v/20200615110637628

 

中国「(G7参加などで)ボールは韓国にある」、日本「(複数の日韓問題において)ボールは韓国にある」、北朝鮮「(合意履行などで)ボールは韓国にある」、米国「ボールなら数十年前に韓国に買ってやった」・・そんな状況の中、ついに韓国与党も「そうだ、ボールは韓国にある」と言ったわけですが・・文在寅大統領、何が出来るのでしょうか。ある意味、ボールの国産化に成功したといえなくもありません。

 

 

 

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