統一部、韓米ワーキンググループをボイコットしていた

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2018年に発足した、 韓米ワーキンググループというものがあります。北朝鮮に関する事案を議論するための韓米実務協議体で、事実上、米国側が「韓国政府が先走ることを防ぐために」作ったようなものです。

「ガラス直せば」のチョン・セヒョン氏もそうですが、韓国政府関係者の中には、このワーキンググループを目の敵にしている人が結構います。

・・・で、このワーキンググループですが、実は韓国統一部が、去年ワーキンググループをボイコットし、参加しなかったことが明らかになりました。『なんで制裁ばかりやるのか』がその理由です。なんと、ソース記事では「韓米ワーキンググループが悪い」という論調になっています。

以下、ノーカットニュース(CBS)の記事から部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<北朝鮮の非核化と南北関係の発展のために発足した「韓米ワーキンググループ」が、対北制裁履行のみ重点を置いて悪影響を出したという分析が出てきて、これを全面再検討しなければならないという主張が強くなりつつある。

こうした中、南北関係の主務部署である統一部が、すでに昨年、韓米ワーキンググループの運営上の問題を認識し、参加を拒否、相当期間をボイコットしていたことが明らかになった。

キム・ヨンチョル前(※ついこの前、やめました)統一部長官が米国を直接訪問して膠着状態を解こうとしたが、米国側は長官の言葉を聞く代わりに、統一部のワーキンググループ復帰を露骨に要求した事実も。新たに確認された。

これは、韓米ワーキンググループが昨年から北米(※米朝)間の非核化交渉と南北交流に役立つより、過度に対北朝鮮制裁履行にだけ重点を置いていた傍証であり、議論が予想される・・>

https://news.v.daum.net/v/20200620060300628

 

いや、相当期間ボイコットしている間にも、結局何も出来なかったじゃないですか。だからビラガ-と言われて冷麺チョモクタと言われて連絡事務所爆破されて、統一部長官も逃げ・・辞任しました。

しかし・・意見が合わないというのは予想していましたが、まさかボイコットしていたとは。言い換えれば、米国側が韓国との議論を必要とする事案にも、統一部は参加しなかったということになります。これは、韓国が「全面再検討」と言うより、米国が「全面再検討」と言うべき事案ではないでしょうか。

 

 

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