ギレギという言葉

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昨日は土着倭寇という言葉が持つ、その背景的な意味を紹介しました。今日は、引用ではなく個人的な見解で「ギレギ」について短く書いてみます。

ギレギは、ギサ(記事)またはギザ(記者)+スレギ(ゴミ)の意味で、日本で言うマスゴミと似たような新造語です。ただ、記事への不信、または内容が偏っているなどの指摘とは、ちょっと違います。

前にも紹介しましたが、「敵を嫌いだと言うな。劣っていると言え」と同じ心理で、気に入らないものを『ゴミ』とすることで、『悪いもの』にしようとしているだけです。

 

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今朝読んだ記事は、韓国の造船業がピンチで、大規模のリストラが始まる、そんな内容のものがありました。ネットでは「韓国がLNG船100隻を受注した」とかなり盛り上がっていたので、主に政府支持ネチズンたちから、この記事はギレギとされました。

実はそのLNG船100隻、外国に払うライセンス費用が大きく、まだ発注も来ていない、作るのに7年はかかるなどの理由で、「話題になっているほど、造船業全体を支えることはできない」という意見もあります。そもそも、『数』に拘りすぎた韓国の造船業がピンチに陥ったのは、前の政権からずっと問題とされてきました。それでも、関連コメントには『朝から(国に悪いことが起きるようにと)祈りでも捧げているのかこのギレギ』な方向性のものがかなり目立ちました。そして、、その中には『実は造船業はピンチではない』という論拠はどこにもありませんでした。もちろん、「お前らにはギレギが現実という意味か」という反論コメントもありました。

 

いわば、ギレギは、『記事の内容への反論・異論』のふりをした、『記者を悪い奴(劣っている人)とする』ためのものにすぎません。愛国のふりをして気に入らない存在を親日派(本当は親日でもなんでもない)とする、「土着倭寇」と同じ趣旨の言葉だと見ても問題ないでしょう。

ワタシ(カタカナで強調)の拙著「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか」の一部が文春オンラインで紹介され、それがまた世界日報で「シンシアリーという韓国人が書いた本だってよー」として記事になったことがあります。

その世界日報のほうをちょっと読んでみました。コメント欄は言うまでもなく非難の嵐でしたが、不思議なことに、「ちゃんと返してもらえるぞ」というコメントは、私が読んだ限りでは、ありませんでした。不思議ですね。

そう、彼らにとっては、私がギレギ・・というかブレギ(ゴミブロガー)だったのでしょう。

 

 

※今日の午後の更新は、ちょっと遅れるかもしれません※

 

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本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

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・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog