朝鮮日報、ジョン・ボルトン氏にインタビュー

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朝鮮日報が、ジョン・ボルトン氏とインタビューしました。記事の題は「中国が報復しても、トランプは韓国を助けないだろう」です。せっかくインタビューするからには、もうちょっと踏み込んでほしかった気もしますが、一応、短くまとめてみました。

C(朝鮮日報の質問)「文在寅大統領が、米国大統領選挙前に米朝首脳会談を推進すると明らかにした。実現出来るのだろうか」

J(ジョン・ボルトン氏の返事)「トランプは支持率で負けているため、大統領選挙前に「オクトーバー・サプライズ(10月のびっくりイベント)」をするのではないかと心配だ。もし米朝首脳会談をやって、対北朝鮮経済制裁を緩和するいかなる取引でもしるなら、それは大きな間違いになるだろう」

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

C「韓米防衛費分担金交渉を妥結していない場合、トランプ大統領は在韓米軍削減をするだろうか」

J「可能性はあると思う。トランプ大統領は米国の同盟国を貸借対照表の観点から見ている」

C「今年11月の大統領選挙前にも、在韓米軍削減が可能だろうか」

J「政治家は、再選が困難になると、ギャンブルに走ることがある。私は在韓米軍削減が危険だと考えている。しかし、可能性を排除できない」

 

C「米国の官吏たちは、韓国が米中の間で米国を選択した時、中国が報復すると韓国を助けてくれると言う。しかし、トランプ大統領はむしろそれを韓国との交渉のために利用することもあるのではないか」

J「そのような危険性があると考えている。トランプ大統領の哲学は、共和党の哲学と違う。だから、私は今年11月に彼に投票しない」

C「トランプ大統領が再選すると、韓米関係はどのようになると思うのか」

J「予想もできない。再戦に成功すると、外交安保分野で共和党の反発を恐れる理由も無くなる」

 

C「回顧録で『1次米朝首脳会談は、チョン・ウィヨン韓国大統領府国家安保室長のアイデア』だと主張したが、韓国大統領府はこれを否定した」

J「韓国の立場は、いつも非核化よりも統一を優先している。しかし、それは(非核化)交渉に入るための不自然な方法であった。過去2年の間、北朝鮮は非核化交渉に真剣に取り組まなかった。北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所を爆破し、もう一度それが明らかになった」

C「米朝首脳会談が成果なしに終わったのは、金正恩の意図をちゃんと把握できなかったためなのか」

J「文大統領がどのような努力をして、どのようなもの(北朝鮮の約束)を米国に伝えてきても、米朝首脳会談は無駄だったのだろう。北朝鮮の政策は、過去30年間、変わらなかった。彼ら(北朝鮮)は、決して守らない約束を(交渉で)し、これにより、経済制裁で抜け出すことを懇願した。北朝鮮は核放棄について真剣に考えてみたことがない。北朝鮮は私たち全員を欺いたのだ」

https://news.v.daum.net/v/20200704032833463

 

DAUMとNAVER両方で確認しましたが、日本の悪口を言うコメントが目立ちました。朝鮮倭報とか、安倍がーとか。記事本文には日本も安倍総理もまったく出てきませんが・・・

 

 

 

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