釜山東区、日本側の要請を拒否・・政府とゴタゴタも?

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昨日お伝えした慰安婦像『合法化』の件、続報です。昨日のエントリーをまだお読みでない方は、先に読んでおいてください。

日本領事館側が抗議したというニュースが流れた後、自治体(釜山の東区)の市議会・市民団体と、韓国政府(外交部と国土交通部)がそれぞれ違う反応を示しています。妙な状態になっているようで、続報としてお伝えします。

まず、外交部が『その像は、外交礼儀ではない』と話しました。そして、国土交通部が、『釜山市議会の道路占有に関する条例改正案(慰安婦像の合法化)は、関連法律に違反している』とし、該当市議会を提訴する構えです。もちろん、釜山側は日本側の要請を公式に拒否しましたので、結果的に何も変わってはいません。

詳しく何がどうなっているのか、いくつかの記事からまとめてみます。

 

(PCの場合、ここから「続きを読む」の後になります)

外交部が「外交礼譲ではない」と話したのは、いつものことです。例の「土下座像」にも同じことを言いましたが、何の措置もありませんでした。こちらはスルーしていいでしょう。

気になるのは国土交通部ですが、悪いものでも食ったのか、釜山市議会を提訴する動きを示しています。

まず、これは『慰安婦像を設置したこと』に対する提訴ではなく、釜山市議会の『道路占有に関する条例改正案』に関することです。今回の『合法化』のキーポイントの1つは、釜山市議会が、慰安婦像の道路占有において、占用費用を免除するように条例を改正したことです。しかし、国土交通部は、関連法規に『減免』はあっても、『免除』はそれ自体が無く、釜山市議会の条例改正は法律違反だ、としています。

釜山市議会は、今回の『合法化』に関する条例改正の前に、国土交通部に「改正予定案になにか問題が無いのか」と何度も問い合わせており、国土交通部が急に態度を変えたことが明らかになっています。

<国土交通省が、慰安婦像を合法化する条例改正案を通過させた釜山市議会を相手に、関連法令を違反したとし、最高裁判所に訴えを提起すると予告した。表面上は、改正案が道路法に反することを問題としているが、15日の光復節を控え、政府が韓日関係を意識し、日本を相手に過度に「低姿勢」に出ているのではないか、という批判が出ている・・(ここまでは釜山日報からの記事がソースになります。外部リンクにご注意を)>

 

 

ふーん・・・? 本当に提訴するなら、釜山市議会及び市民団体としては『ろうそく』級の展開になりそうですが、どうでしょう。しかし、少なくとも今では、現場は何も変わっていません。

<釜山地域の市民社会団体が日本総領事の「慰安婦像の許可取り消し要請」発言を明らかな内政干渉とし激しく反発した。慰安婦像を守る釜山市民行動は11日午後1時、釜山東区、日本領事館の前で記者会見を開いた。

市民行動は、「日本総領事丸山耕平が6日、同区長を訪ねて慰安婦像の道路占用許可を取り消すよう圧迫した」、「日本の立場は2015年の韓日慰安婦合意から少しも変わっていないことが確認できた」と述べた。また、「日本は強制徴用最高裁判決の履行のための戦犯企業の資産の売却問題について『じっとしているわけにはいかない』と、むしろ私たちを脅迫した」、「また朝鮮半島の平和に打撃を与える行為をしながらも、『韓国の了解は必要ない』と私たちを徹底的に無視している」と批判した。市民行動は「慰安婦像の合法化と固定化は、日本の謝罪・賠償を要求する私たち国民の意思であり、慰安婦像は、私たち国民の自尊心だ」、「日本は内政干渉と妄言をいますぐ中止し、日本軍慰安婦問題についての謝罪から行え」と促した・・(ソース記事:ノーカットニュース、外部リンクにご注意を)>。

 

記事によると、釜山東区は「適法な手続きによって平和の少女像の道路占用を許可しただけに、許可を取り消すことができない」という立場を明らかにしたとのことで、日本側の要請を公式拒否したことになります。いや、適法な手続きって、じゃ4年間も何をしていたんだ、って話になりますが。

「こんな状態です」とお伝えするだけのエントリーですので、まだオチを書くのは早いでしょう。ただ、国土交通部の対応が少し意外ではあります。もちろん、韓国が政府がレベルで実質的な(像を移転する、撤去するなどの)アクションを取らない限り何の意味も無い、その事実は変わりませんが。

 

 

 

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