韓国統一部長官、『韓米同盟は冷戦同盟』・・中国の主張とまったく同じ

中国は、北朝鮮と事実上の同盟関係にありながら、『私たちはどこの国とも同盟を結んでいない』『韓米同盟は冷戦時代に作られたもので、敵対関係が終わった今ではもう必要ない』と主張しています。冷戦終わってから、随分前から言っていました。もちろんこれは『米軍出ていけ』を言っているだけですが・・なんと、韓国の統一部長官イ・インヨン氏が、『韓米同盟は冷戦同盟だ。でも平和同盟に転換できるだろう』と話しました。米国側は『同盟とは単純な安保協力ではなく、世界の各懸案に対応するためのものだ』と反論しました。2つの記事から、連続で引用してみます。

 

まず、東亜日報の記事から部分引用します。

引用開始→ イ・インヨン統一部長官が2日、進歩性向の基督教連合機関である韓国キリスト教教会協議会(NCCK)を訪れ、韓米同盟を「冷戦同盟」と表現した。イ長官はこの日、ソウル鍾路区韓国のキリスト教会館でイ・ホンジョンNCCK総務に会って、「韓米関係は、ある時点で、軍事同盟と冷戦同盟から脱皮して、平和同盟に転換することができるだろうと考えている」と述べた。この発言は、「韓半島情勢を変化させるために、米朝関係は米朝関係で解き、南北関係は南北関係で解くと、一貫して(※米国側に)話している」と話す流れで出てきた・・←引用終了>。

 

米国国務省は、『何を言ってもイインダヨンと思っているのか』な反応を示しています。ここからはニューシースの記事です。

引用開始→・・国務省関係者は、このような認識に同意するかという質問に(※VOAとの質問です)、「韓米相互防衛条約は同盟の元としてに残っているが、私たちが共有する自由、民主主義、人権、法治主義の価値は、連帯感をさらに強化してきた」と強調した。関係者は、イ・インヨン長官の発言を、日韓同盟と日米同盟などを「冷戦時代の遺物」とする中国の主張と比較する趣旨の報道関しては、「韓米同盟は、インド・太平洋戦略地域の安全保障と安定、繁栄の核心軸だ」と一蹴した。

VOAは、「同盟国の当局者の発言や行動については、『その国の政府にお問い合わせするように』としか回答しない米国国務省が、『韓米同盟がどういうものか』と『対北朝鮮制裁』に関しては、韓国政府と多少違うニュアンスの意見を一貫して、そして具体的に述べている」なコメントを出している」と指摘した・・←引用終了>。

 

イ長官は、に江原道(冬季オリンピックを開催した平昌も江原道にあります)知事に会い、こう話しました。ソウル経済の記事です。

引用開始→・・イ・インヨン統一部長官がチェ・ムンスン江原道知事に会って、来年から「DMZ(非武装地帯)平和の道」開放事業を実施する予定とし協力を要請した。チェ知事は、この長官に2024年江原冬季ユースオリンピックを南北共同で開催できるように協力をお願いした。

イ長官は4日、政府ソウル庁舎長官室でチェ知事に会って、「私たち国民全員がDMZ平和の道を歩き始めると、その心が北にある当局者や同胞にもそのまま転送されるものと考えている」とし、来年から本格的に推進される「DMZ平和の道」造成・開放事業を紹介した・・←引用終了

 

DMZ平和の道とは、DMZ(非武装地帯)を国民に開放して作った散策路のことです。ちなみに、DMZは国連司令部管轄です。虚ろな瞳でニヤニヤしながらDMZを歩く人たち(市民団体経由)。「日本は蚊帳の外」「平和に乗り遅れるな」と騒ぐ日本マスコミ。「ははは、これはまいったね。もう私たちは必要ないな」と笑顔で見守る米軍。多分、これが『平和同盟』ではないでしょうか。もっと短く書くと、『米軍出ていけ』になります。

 

 

 

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