他の自治体でも「学校から日帝象徴を追い出せ」

ソウルでの条例制定を紹介しましたが、他の自治体でも同じく『公共の場所・施設・イベント』と『学校』を中心に同じ動きが見られています。済州島は、観光が命綱だからか、それとも自治体長の人が無所属だからか、他の自治体に比べて大人しい方でしたが、この前の親日論争(光復会会長の演説に知事が反論したこと)から一気に『親日を追い出せ(ついでに知事を困らせろ)』な動きが強くなりました。今回は、『済州島の学校にはこんなに日帝象徴物が溢れている』趣旨のニュースを1つ紹介します。画像キャプチャーもニュース1からです。本ブログとしては珍しく、全訳してみます。ちなみに、記事で問題としている校標(校章のこと)はこれらです。

確かに太陽戦隊そっくりのものもありますが、こういうのを全て清算するなら、とりあえず学校内でスマホの絵文字も禁止にしないといけませんね(笑

 

<・・日差し模様の校標(※以下、校章とします)、親日音楽家が作った校歌など、済州の学校のいたるところにまだ日本の跡が残っており、清算が急がれる。9日済州島教育庁によると、「済州島教育庁日本植民地時代の植民地残滓清算研究用役」を実行している済州大学校産学協力団は、最近、都内の学校内有・無形日帝残滓の1次調査を終えた。調査結果を見ると、現在の道内4つの小学校は昔の日本軍国主義の象徴である旭日期に基づいた絵柄を校章を使用している。真ん中に太陽を象徴する円形があり、光が四方に広がる形状である。これは韓国を象徴しているムクゲや過去日本植民地時代の軍関連バッジで頻繁に使用された月桂樹などと一緒に結合されている。

 

また、朝鮮総督府初代統監の伊藤博文が1909年、植民地統治を知らせるために韓国に植えカイズカイブキを校木と指定した学校も35校に達した。日本の皇室を象徴する菊や、日本植民地時代、日本が持ち込んだサツキを校花に指定した学校もそれぞれ8校と把握された。それだけでなく、民族問題研究所「親日人名辞典」に登載された作詞家キム・ギジン、イ・ウォンス、作曲家イ・ホンリョルが作った校歌をまだ歌っている学校も3校あると調査された。このほか、親日反民族行為真相究明委員会の「親日反民族行為決定現況」などに名前が載っている校長も、現在まで3人と集計された。

 

済州大協力団は、10月までに、現場調査と公聴会、諮問会議のなどを終え、11月初めの最終報告会を開くという計画である。済州島教育庁の関係者は、「研究用役が終わり次第、関連ガイドラインを島内各学校に勧告する予定」とし「日帝残滓の清算作業は学内公論化を経てなされることになるだろう」と明らかにした>

 

 

これを『教育監名義で強制できる』のが、今朝紹介したソウルの条例案である、と見ていいでしょう。このような『帝国主義象徴物』とやらは、ソウルは済州島の比ではないと言われています。あと、余談ですが、月桂樹はギリシャ神話のアポロンの象徴として、世界中で勝利のシンボルとして使われています。一説によると、月桂樹はアポロンのせいで木になって死ぬ道を選んだデフネ(ダフネ)という女性であります。トーマス・ブルフィンチ氏の本を結構読みましたが、そこには、オリンピックの祭神の1人でもあったアポロンが、月桂樹になったダフネに「あなた(月桂樹)の冠を、勝利のシンボルにする」と約束するシーンがあり、印象的でした。『月桂樹も問題だ』としていることからも、ただ『日本が使ったから』だけで何でも嫌い嫌い大嫌い、という流れになっていることが分かります。

 

 

 

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