(※追記しました)北朝鮮、瀕死状態の韓国公務員を6時間も拘束・審問、上部指示で射殺

朝のエントリーで紹介したばかりですが、漁業指導員の越北(いまのところ越北の可能性が大きいとされています)・射殺の件、続報です。韓国政府側は『高官の指示ではなく、偶発的なもの』としてきました。しかし、北朝鮮側は海上で指導員を発見、瀕死状態の指導員を海上・海浜で6時間も審問、明らかな上部の指示で射殺したことが明らかになりました。また、火葬というほどでもなく、海浜で射殺後にそのまま燃やしてしまった、とも。普通はあまり声を出さない韓国国防部が、『蛮行だ』としながら調査結果を発表しました。以下、文化日報の記事から部分引用してみます。

 

<(※見出し)北の取り締まり船、瀕死の行方不明者を相手に越北の経緯などを追及/6時間以上身柄を拘束、上部指示で射殺/国防部「蛮行を糾弾…責任者の処罰」を促す電信を北に

北朝鮮が漁業指導船から行方不明になった海洋水産部所属漁業指導船の乗組員A(47)氏を北朝鮮の海上で発見し、銃撃を加え射殺した後、遺体を燃やしことが、24日に確認された。

 

合同参謀本部の関係者は「北側船舶が(Aさんと)一定の距離をおいた状態で、ガスマスクを着用した北朝鮮軍が漂流経緯などを確認し、越北などの陳述を聞いたあと、上部の指示で行方不明者に射撃を加えたものと見られる」と述べた。北朝鮮はA氏を6時間以上を身柄を拘束してから射殺、遺体に油を撒いて燃やしたと、国防部は明らかにした・・

・・ 「軍は、様々な情報を精密分析した結果、北朝鮮が北側の海域で発見された私たちの国民に銃撃を加え、体を燃やす蛮行を犯したことを確認した」と明らかにした。国防部は「韓国軍は北朝鮮のこのような蛮行を強く糾弾し、これに対する北朝鮮の解明と責任者の処罰を強く要求する」と強調した。国防部は「私たちの国民を対象に犯した蛮行は、全ての責任が北朝鮮にあることを厳重に警告する」と述べた。合同参謀はAさんが救命胴衣を着用して靴を船舶に置いた点を踏まえ、自ら越北した可能性が大きいと判断した・・>

 

 

一部の記事は、大統領府がこの事件を『いつ』把握できたのか、に注目しています。文在寅氏が国連で「先に終戦宣言をー非核化は後でー」と熱く演説していたのが、韓国時間で23日。A氏が行方不明になったのが21日。本当に今日まで知らなかったのか。もし『知っていて国連演説で終戦宣言を促した』となると、文大統領としては大ダメージです。発表が遅れたのも、これはこれで「上部(韓国政府)の指示によるもの」ではないか、と。

たまにネットなどで、「文大統領が何か言うと、それとは逆の事態になる」という冗談を見かけます。コロナ収束だ・・と言うとコロナが広がり、就職が・・と言うと就職率などが大幅に悪化し、不動産価格を抑える・・と言うと価格が高騰する、というのです。今回もまた、終戦宣言が~とほぼ同じタイミングで、こんなことになりました。

 

(※追記みたいななにか)・・このエントリー書いて2時間も経たないうちに、韓国軍が「北朝鮮との軍事合意(9・19軍事合意)に『射撃するな』という内容は無いので、合意違反ではない」と北朝鮮を擁護しました。一部のマスコミ記事でも『前のブリーフィングとはスタンスが違いすぎる』と話題(?)になっています。何があったのでしょうか。

 

 

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