韓国政府、23日未明に『本当なのか北朝鮮に聞いてみよう』・・37時間も発表せず待機

※まず、韓国大統領府は以下の報道を否定している点、前置きさせてください※

一つ前のエントリーでお伝えしたように、韓国軍は傍受により北朝鮮軍による「射殺」を知っていました。もし傍受内容がマスコミに流れたものより不正確だったとしても、大まかな情況は把握できていたことでしょう。その傍受が22日の夜9時~10時の間。22日深夜(23日1時)に韓国政府は緊急会議を開きました。ここまでは大して問題ありませんが・・その会議で、『どういうことか北朝鮮に聞いてみよう』として、関連内容を一切発表せず24日まで待っていたことが分かりました。露骨に書いてあるわけではありませんが、記事の行間からは『北朝鮮の返事が、私たちが知っている内容と違うと、北朝鮮側の主張のまま発表する』という指摘も垣間見ることができます。以下、韓国日報の記事から部分引用します。

 

<北朝鮮軍の銃撃で死亡した海洋水産部所属公務員A(47)氏事件の対応のために23日未明に開かれた青瓦台(※韓国大統領府)関係長官会議で、「北朝鮮に死亡諜報の信頼性を確認した後に発表しよう」という結論を下していたことが、28日、確認された。政府がAさんの死亡情報を入手した後にも、37時間も発表が遅れたのは、政府が北側の立場を先に伺うために時間を無駄にしたからだと言える。

政府は事実関係の確認が必要だったという立場だが、南北関係へ影響と北朝鮮の立場を意識した政務的断が介入したのではないか、という指摘が出ている。結果的に政府が北朝鮮の反人倫的犯罪を直ちに国民に通知せず、北朝鮮に聞いた後に発表しようとし、しかも混乱だけ加重させた格好となり、不適切な対応だったという論議がさらに大きくなると思われる。

 

28日、政府筋によると、23日午前1時、ソ・フン青瓦台国家安保室長の主宰で、ノ・ヨンミン大統領秘書室長、パク・チウォン国家情報院長、ソ・ウク国防長官、イ・インヨン統一部長官などによる関係長官会議で、Aさんの死亡に関する諜報の信頼性と発表時点などの意見調整も行われた。

軍と情報当局が入手した傍受情報など各種情報を総合し、Aさんの死亡可能性が高くなったが、情報の正確ではない可能性も排除できないという意見も出たという。このため、会議参加者たちは、「(信憑性が不足している部分は、)まず北側に確認をみて、北朝鮮の反応がなければ、その時、私たちは分析した情報で発表しよう」と意見を集めたものと伝えられた・・>

 

 

繰り返しになりますが、「反応が無ければ私たちの情報で発表しよう」が、「北朝鮮が何か返信してくると、それを発表しよう」と同じ意味なのかどうか・・気になるところです。日頃の行いというものがありますので。引用部分にはありませんが、元外交部関係者は「わざわざAさんの死亡を隠蔽しながらまで、北朝鮮に先に聞こうと思った意図が分からない」と話しているそうでして・・記事は『国連総会演説(終戦宣言主張)』を意識してのものではないか、と推測しています。

さて、この件が有耶無耶に終わるならともかく、このままどんどん大きくなると・・・韓国政府としては、やはり日本関連で何か大きなニュースを盛り上げるしかなくなります。近いうちに日本企業現金化か何かで日本関連の騒ぎがあるかもしれません。もちろん、ただの邪推ですけど。

 

 

 

 

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