韓国鉄鋼製造会社、去年8月『◯◯も輸出規制される』と日本産をいろいろ大量購入していた

去年8月、『◯◯(素材など)も輸出規制(対韓輸出管理見直し)される』という噂が流れ、韓国側の企業がいろいろと日本産の素材などを買い溜め(買い占め?)ておいたことが分かりました。

去年、韓国側の企業が「◯◯が管理見直し対象にされたらどうしよう」とあせって、あれここれもと、かなりの量を購入しておいた、と。でも、それから輸入が難しくなったわけでもなく、今年は新型コロナもあって全般的に需要が落ち込み、今年はあまっているそうです。今年輸入を減らせばいいわけだから別に大きな損をしたわけではないでしょうけど、韓国側の企業の『立場』がよくわかる記事でもあります。以下、部分引用してみます。「建設経済」という建設業専門ネットメディアです。

 

<電極棒の輸入が、日本からの輸入が減少した影響で前年比30%減少した。電極棒が「ホワイトリスト(輸出手続きの優遇国)」除外関連で制裁対象になると思われたせいで、昨年、各製鋼社が大挙サジェギ(買い占め)しておいた効果だと分析される。

4日鉄鋼業界によると、今年1〜8月の電極棒累計輸入は2万1359tで、昨年比31.8%減少した。日本の電極棒輸入は8133tで44.2%減少したが、中国からの輸入は6773tで、前年とほぼ同じだった。業界では、全体の輸入量の30%を超える日本産電極棒の輸入が急減した原因を、鉄筋生産の減少だけでなく(※全般的に鉄鋼生産が減りました)、日本製電極棒が制裁対象になる可能性に備えて買い占めておいた影響だと見ている。

 

ある鉄鋼製造社関係者は、「昨年に比べ、今年の7大会社の鉄筋生産量が10〜15%程度減少した」とし「昨年、日本が規制リストに電極棒を追加するという噂があって、各社があらかじめ買いだめしておいたため、今年の全体電極棒の輸入量が30 %ほど減少した」と述べた。

日本は昨年8月に強制徴用賠償判決に反発して、韓国をホワイトリストのリストから除外させた。その余波で、チタン安定二相ステンレス鋼、マルエージング鋼、アルミニウム、モルリブデン、チタニウム、ベリリウム、マグネシウム、ニッケル、カルシウム、ジルコニウム、ビスマス、タングステン、ハフニウムなど、日本からの輸入依存度が高い一部の素材の品薄状態が起きた。この過程で、電極棒も管理見直しリストに含まれるという話が出回り、国内の製鋼会社が日本産電極棒の大量輸入契約を結んだわけだ。

電極は鉄筋、H形鋼などの棒型鋼の類の製品を作るとき、製造工程で使われる。くず鉄を溶かして半製品であるビレットを作成するときの点火装置の電弧発生、ボイラーの水位検出器などに使用される導電性の高いステンレス鋼の棒である。電極棒は、棒型鉄鋼類製品を作るときに、製造工程で一度壊れたら直すのが難しいので、簡単に折れる中国産より、相対的に強い日本産が好まれる・・>

 

 

普通だと後先考えずに「日本から輸入が減った!」と喜ぶ記事が載りそうなデータですが・・建設関連メディアだから慣れているのか、とても淡々とした内容です。最近、建設関連で使われるという日本語を清算するとか、そんな話を聞いたことがあります。公式用語だけでなく、現場で使われる言葉には特に日本語が多いと聞きました。現場の技術やノウハウなどが、日本から入ってきた一つの証拠でもありましょう。しかし、用語を変えたところで、こういう「買い溜め」はどうにもならないのではないでしょうか。とりあえず、日本側にお金が流れたから、これも親日認定してもいいじゃないでしょうか(笑

 

 

 

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