韓国「次の世界遺産委員会で『軍艦島の登載取り消し』を目指す」

韓国側が、次の世界遺産委員会で、端島(軍艦島)の世界遺産登載の取り消しを貫徹すると明らかにしました。根拠などは『これから集める』という趣旨があるので大したことなさそうですが、そもそも世界遺産登載のときに日本側が「forced to work」など不利な発言をした経緯があるので、日本としては今回の世界遺産委員会に抜かりのない体制で挑む必要があるでしょう。以下、ファイナンシャルニュースから部分引用してみます。

 

<日本が軍艦島の世界文化遺産登録当時の約束を履行せず、歴史歪曲を続けていることと関連し、ユネスコの世界遺産登録を決定する世界遺産委員会(WHC)は、「この問題を綿密に注視する」と立場を明らかにした。27日、国会文化体育観光委員会ベ・ヒョンジン「国民の力」議員が、世界遺産委員会と交換した書簡によると、日本が2015年軍艦島世界文化遺産登録当時、強制徴用事実を知らせる措置をするという約束を履行しなかったことに関連した内容が含まれている。べ議員は前日の国政監査でも、日本が登載当時の約束を履行せず、歴史歪曲を持続する実態を指摘し、第44回世界遺産委員会の議論で、軍艦島指定取り消しのため、すべての関係省庁の積極的な努力が必要だと指摘した。

 

べ議員のこのような指摘は、過去23日、安倍晋三前総理が歴史歪曲のために設立された産業遺産情報センターを訪問し、軍艦島の韓国人強制徴用と強制労働について「いわれなき中傷」と貶めたことから始まった。公開された書簡で、世界遺産委員会は、ユネスコもまたこの問題を綿密に注視するという立場に加え、「第44回世界遺産委員会では、この問題を深く検討する」という内容もあった。

べ議員は「文化財庁の過去の業務報告を見ると、外交部などの関係省庁を通じて努力していると報告されている」、「文化観光体育部と文化財庁レベルでも、歴史的根拠など多くのデータを作成し、ユネスコに理解させる努力が必要だ」と頼んだ。べ議員は「第44回世界遺産委員会が延期されたことは、私たちには、委員会の前に根拠資料を準備することができる好機」、「文化観光体育部と文化財庁は、この機会を逃さずにちゃんと準備してほしい」と要求した・・>

 

世界遺産委員会は6~7月に中国で開かれる予定でしたが、延期となりました。確か、まだ日付は決まっていないと思います。そして・・ほとんと意味無いだろうとは思いますが、本ブログで紹介した「端島の朝鮮人労働者インタビュー記事」を、産業遺産センター側に送ってみようかと思っています。必要なら使ってください、と(訳しただけですが)。

 

 

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