韓国JTBC、週刊AERAのキーワードをほぼそのまま引用して報道・・「日本は、韓国でないなら何でもいいと思っている!」

WTO事務局長の件、もう一つ更新します。EUがナイジェリア候補を支持しているというニュースが流れてから、韓国では「日本のせいだ」という報道が急増しました。今日は、韓国の総合編成チャンネル「JTBC」が、「日本は、韓国でなければ何でもいいと思っている」と報道しました。JTBCは、チェ・スンシル氏のタブレットPCを発見し、朴槿恵大統領の弾劾に大きな影響を与えたことで、特にニュース部門が急成長したケーブルテレビ局です。以下、引用してみます。環境にもよると思いますが、動画の自動再生にご注意ください。あと、エントリーの本題はちょっと別の側面になりますので、それは引用終わってから書いてみます。

 

<[アンカー]日本は露骨にユ・ミョンフイ候補に反対しています。重要な節目ごとに、日本が足を引っ張っています。ユン・ソルヨウン特派員、日本は最初からユ・ミョンフイ本部長を支持しないという立場だったのですか?   [記者]日本の戦略は、最初から「anything but korea」、韓国でなければいい、というものでした。今日(27日)も、経済産業相は、特定の候補者支持するかどうかを問う質問に「外交上の理由から明らかにできない」としました。しかし、「国際機関長としてふさわしくない」など有候補を貶める発言も公然と流れました。選挙終盤になると、もう完全に「韓国の候補支持はありえない」という言葉まで出ました。

 

[アンカー]これほどまでに反対する理由は一体何ですか? [記者]ユ本部長が昨年、日本の輸出規制措置をWTOに提訴した当事者だからです。ユ本部長が事務総長になると、日本に不利に作用する可能性があるというのです。しかし、国際機関の首長は、特定の国を代表する座ではありません。韓国側が「事案は公平に処理する」と支持を要請したが、日本側は「信じられない」という立場だったそうです。

 

[アンカー]事実、国際社会で日本が韓国の足を引っ張ったのは今回が初めてではないでしょう? [記者]6月、トランプ大統領がG7、主要7カ国首脳会議に韓国を含めせようと提案した時も、日本は反対しました。当時、政府のスポークスマンであった県菅首相の話を聞いてみましょう。

【菅義偉/当時の日本官房長官(6月29日):(開催形式は)議長国である米国とG7各国が議論しているが、日本はG7の枠組みを維持することが非常に重要だと考えています。]

 

[アンカー]ところが、国際機関の首長などを選ぶときに、そう遠慮なく、特定の候補者に反対するのが通常のことですか? [記者]国際機関の首長を選ぶ選挙で、特定の国の好き嫌いを露出に示すことはそうありません。もし支持しなかった候補が当選した場合、関係が気まずくなるので、通常は表向きには示しません。それでも日本政府が露骨に反対するのは、ユ本部長の当選可能性を最初から低く見ていたからだと思われます。実際にユ本部長が最終候補に残り、戸惑う気配も示されています。日本内部から「このままユ本部長が当選すれば、日本が冷めたご飯(※冷遇される存在)になるのではないか」という声も出てきています。感情は感情であり、外交はより慎重にすべきだったのに、そうでなかったという指摘です。

[アンカー]日本は、近くて遠い国という言葉があります。実際には、遠い国としか思えません。>

 

 

JTBCは「日本は韓国でなければ何でもいいと思っている」と報道していますが、実は、「『日』本に『反』できるなら(日本を貶めることさえできれば)なんでもいい」と思っているのは、韓国の反日思想ではないでしょうか。その些細な(?)現れが、「日本内部から、日本が冷めたご飯にされるという声が上がっている」というネタです。

初めて見たとき、「あれ?これ何のことだ?」と思ってちょっと調べてみたら、SBS(韓国の地上波放送)も同じ趣旨のニュースを流しており、そこではソース元が「日本の時事週刊誌」となっていました。週刊誌名は不記載。

 

 

さらに調べてみたら、AERAという雑誌に「EUがユ本部長支持になり、日本は困る」という記事があったようです(ヤフー記事のURL)。読んでみたら、ああなるほど、「冷や飯」だの、「anything but korea」だのと、そのまま出てきます。

JTBCの、取ってつけたようなG7の話以外は、記事の(報道の)核心となるキーワードが、AERAとJTBCで、ほぼ同じです。そもそも、anything but ~ とか、そうよく使う表現でもないでしょうに、まったく同じです。ここまで「そのまま」AERAを引用して報道しながら、なんでJTBCもSBSも、『日本のAERAによると~』という一言が言えなかったのでしょうか。

 

理由は、AERAの記事が出てから少し後に、EUがナイジェリア候補の支持を表明したからです。AERAは、「EUは韓国候補の支持を固めた」とし、それ「日本政府が読み間違えた」の論拠の一つにしています。SBSやJTBCのニュースは、EUのナイジェリア候補支持表明の後となります。日本の「なんのメディアがそう言ったのか」を明記しない理由は、「そのソース記事の論拠(EUの韓国支持)に問題が生じた」ことを、SBSもJTBCも知っているからでしょう。にもかかわらず、日本に反する内容を報道するために重要なキーワードはそのまま引用し、ただソース元だけを隠す。反日できるなら他はどうでもいい、そういうスタンスを取っているわけです。

 

 

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