韓国ネットメディア「WTO事務局長の座は譲ろう。もう韓国の国力は大きくなりすぎた」

WTOがナイジェリアのイウェアラ氏を事務局長に推薦したのは、『ユ・ミョンヒ氏には辞退してほしい』と同じ意味です。コンセンサス(全加盟国合意のための手続き)で1国だけでも反対すると事務局長を選出できない今のシステムは、事実上、『候補が1人だけに絞られる』ことを必要とするからです。ですが、ユ・ミョンヒ氏は候補から辞退しませんでした。そして、その直後、米国はユ・ミョンヒ氏支持を宣言しました。もちろん、米国が事前に韓国側に『辞退しないように』と言っておいた可能性もありますし、WTOのイウェアラ氏推薦と米国の反対の間に、どれぐらいの時間差があったかも詳しくは分かりません。

 

しかし、他国は米国の反対を見て、米国だけでなく韓国に対しても結構な不満を示していることでしょう。『こうなると思った。韓国候補がさっさと辞退すればよかったんだよ』と。

この観点について、大手マスコミはほとんど触れていません。しかし、「ナイス経済」というネットメディアが、なんとこの観点について論じ、「そろそろ辞退したほうがいいのではないか」という記事を出しました。その中に、『ユ・ミョンヒ候補を指示していた国も、米国を非難している」という内容も含まれています。

・・・ですが、趣旨は分かるけど、読んでみると、どうも・・なんというか、とても『韓国的』です。以下、ナイス経済の記事から部分引用してみます。どこがどう韓国的なのか、ご覧になればすぐ分かるでしょう。

 

<・・しかし、長期間このような状態(※WTOがナイジェリア候補を推薦したのに米国だけが反対している状態)を継続することは、私たちの国益には役に立たない。結果的に、WTOの早期の正常化を望んでいた加盟国の熱望を台無しにする行為に映るのは明らかだ。それによる加盟国の非難も、そのまま受けなければならない。輸出が命綱の私たちとしては、これは決して望ましいことではない。

すでに各国の非難が米国に向かって殺到している。特にロイターをはじめとするヨーロッパのメディアが先頭に立って非難の声を吐き出している。さらに、ユ・ミョンフイ本部長を支持していた加盟国の中でも、米国を非難する国が現れ始めた。

 

万が一、米国と私たちが最後まで耐え、全会一致推戴ルールが崩れ、投票まで行ったとしても、それは私たちに有利なことではない。雰囲気からして、もう勝てる可能性も低いが、勝ったとしても問題は残る。こんなやり方で勝った人が、WTO事務局長として円満に加盟国の利害を調整していくことができるか、疑問しかないからだ・・

・・冷静に振り返ってみると、韓国はすでに国際機関の首長の座を狙うには、国力が大きくなりすぎた側面がある。米国や中国、欧州の先進国のように、もう第三世界の国の出身の人たちに、その場を空けてやることが、自然だとも言える。

どう考えても、ユ・ミョンフイ本部長の辞退宣言を慎重に検討する時ではないだろうか。ただし、いつやるかは、悩ましい。最も重要なのは、やはり米国を説得することだろう。ひたすら待っているばかりでは、何も得られずに終わってしまうかもしれない>

 

「素直に辞退しよう」は韓国らしくないのに、「国力が~」の部分は実に韓国らしい、不思議な記事でした(笑)。ひょっとすると、こんな書き方をしないと叩かれるから、仕方なく書いただけかもしれませんが。次の更新は明日(31日)の午前10時~11時の間です(・∀・)ノ

 

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