(※追記しました)パク・チウォン氏、菅総理と約30分の面談

訪日中の韓国国情院長パク・チウォン氏が、菅総理と約30分の非公式会談を行いました。会談というよりは「面談」ではないでしょうか(ソース記事にも一箇所だけ「面談」となっています)。菅総理に会えたということは、パク・チウォン氏としては大きな成果だと言えるでしょう。『会えた』事態を強調することができますから。ただ、ソース記事本文にもありますが、明らかに急に決まった面談であり、個人的には二階幹事長が用意した場ではないだろうか、と思っています。あ、パク・チウォン氏、菅総理から本にサインをもらったそうです。よかったですね。以下、中央日報の記事から部分引用してみます。

<<日本を訪問中のパク・チウォン国家情報院長が、10日午後、菅義偉総理と非公式会談を行った。 9月菅総理の就任後、韓国政府高官との初の出会いである。パク院長はこの日の午後3時30分ごろ、東京の総理官邸に入って4時過ぎに出てきた。礼訪を終えたパク院長は記者の質問に「菅総理に、文在寅大統領の懇曲な(※丁寧な、切実な)安否と韓日関係正常化のために意志を伝達し、北朝鮮問題などで良い意見を聞いた」と答えた。文大統領の意見は親書形式ではなく、口頭でのみ伝えたと付け加えた。

 

パク院長は引き続き強制徴用賠償問題について、「菅総理に十分に意見を申し上げ、いずれにせよ、両国首脳が解決しなければならないということに共感した」、「会話を続けていけば、よくなると思う」と説明した。また、「菅首相が親切に説明してくれた、(菅総理の)本にサインしてくれて、個人的には非常に光栄であり、感謝した」と会談の雰囲気を伝えた。

この日二人の出会いは、毎日午前に公開される菅首相の公式日程に含まれていない非公式であり、急いで決められたものだと思われる。ある外交筋は、「臨時国会の会期中で総理は15分単位でスケジュールを消化するのに、パク院長を30分も会ったのは菅総理の意志」とし「普段あまり笑わない菅総理が、面談中にはとても明るい表情だったと聞いている」と伝えた・・>>

 

記事本文にもありますが、菅総理の公式日程としては発表されていなかった、とのことでして。これを、記事の「外交筋」みたいに『無理して会ってくれた』と解釈することもできます。もちろんできますけど、それでいいのでしょうか。言い換えれば、『菅総理としては、何も話すことが無い状態でパク氏に会った(事前に何の調整もなしに首脳が話すことはできない)』という意味でもあります。なにより、迷惑でしょう。こんな訪問は・・それに、ちょうど9日に加藤勝信官房長官が『韓国は明白な国際法違反状態』と繰り返し話したばかりでもあります。

菅総理にも話したかは分かりませんが、パクチウォン氏としては、本題は、昨日の菅・文宣言でしょう。『首脳が解決する』というのも、そのことだと思われます。今回の訪日が何か意味があったのかは、これからその宣言計画に進展があるのかどうかで分かるでしょう。

 

以下、追記します。外務省のHPからの引用です。

<<11月10日、午後3時40分から約25分間、菅義偉内閣総理大臣は、朴智元(パク・チウォン)韓国国家情報院長による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

菅総理大臣から、長年日韓関係に関与してきている朴智元(パク・チウォン)院長がコロナ禍にもかかわらず率先して訪日したことを歓迎した上で、北朝鮮への対応を始め、日韓、日米韓の連携は不可欠である旨述べるとともに、拉致問題の解決に向け、引き続きの支持を求めました。両者は、拉致問題を含む北朝鮮への対応について両国で緊密に連携していくことで一致しました。

また、菅総理大臣から、旧朝鮮半島出身労働者問題等により非常に厳しい状況にある日韓関係を健全な関係に戻していくきっかけを韓国側において作ることを改めて求めました。>>

 

※(告知)・・雑談・議論エントリーのURLが変わりました※

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