カン・チャンイル氏「日本が謝罪すれば訴訟を取り消す(と聞いた)」

カン・チャンイル氏の「とりあえず何か言いまくればそのうち1つはあたるだろう」な人生が続いています。今日は、「日本が謝罪すれば、原告が訴訟を取り消す」と話しました。日本大使になるという人が、今まで行ってきた日本の謝罪及び補償をすべて無かったことにしているのがまず驚きです。しかも、(日本から見ての良し悪しは別にして)何かの仲裁をする覚悟がある人の発言でもありません。「イ・ヨンス(原告の1人)が、日本が謝罪すれば訴訟を取り消すと言った」としています。まるで、「あ、私は聞いただけだから責任は取れないけどな」と言ってるような、そんなスタンスです。以下、ニュース1の記事から部分引用してみます。

 

<<日本軍慰安婦被害者であるイ・ヨンスさんが、日本政府を相手に起こした損害賠償請求訴訟と関連し、「日本が事実を認めて謝罪するなら訴訟を取り下げる」と明らかにしたことが分かった。毎日新聞などによると、カン・チャンイル新駐日本大使は17日、ソウル駐在日本メディアの特派員とのオンライン懇談会で、「15日にもイ・ヨンスさんと会った」と述べた。イ・ヨンスさんは、特に慰安婦関連損害賠償について「お金の問題とだ誤解してはいけない。名誉の問題だ」と話したという・・

 

・・これと関連し、カン大使は、今回の懇談会で「韓日は今後歩いていかなければならないのに、歴史問題のせいで出来ずにいる」とし「歴史問題は、今後、双方がお互いに向かい合って真剣に議論して政治的解決策を模索しなければならない」とと述べた。

カン大使は最近の韓日関係について「1965年の国交正常化以来最悪の状況である。歴史問題から経済・安保分野まで戦いが広がった」とし、韓国の裁判所の日帝強占期の強制徴用被害賠償判決とそれに伴う日本政府の対韓国輸出規制強化措置などをめぐる葛藤を例に挙げた。

しかし、彼は、朝鮮王朝が壬辰倭乱後も日本に「朝鮮通信使」を派遣し、日本は江戸時代の儒学者雨森芳洲は、朝鮮との「誠信外交」を強調していたことなどを挙げ、「(韓日本関係が)、今では寒い冬の真ん中にありますが、春を迎える準備をしなければならない」と述べた・・>>

 

 

条約も合意も無視する人が「誠信」を言いますか・・というのもそうですが、他にもいろいろ『うわあぁこの人おかしいよ』と叫びたくなる内容ばかりです。ちなみに、「双方がお互いに向かい合って真剣に議論して『政治的』解決策を模索しなければならない」は、「韓国は国際法など全然違反していない」を迂回的に言っているだけです。そもそも「政府は司法に干渉できない」+「政治的解決」というのは、日本が韓国に合わせろ、という意味でしかありません。

 

 

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