カン・チャンイル氏「レーダー照射・ホワイトリスト排除などは、安倍総理の『韓民族脅威論』のせい」

ハンギョレ新聞にカン・『愛日家』・チャンイル氏のインタビュー記事があったので、紹介します(記事が載ったのは今日ですが、インタビュー日付けは19日となっています)。起承転結と書いてツッコミどころと読みたい内容ばかりですが、今までと重複する部分は省略しますと・・やはり目立つのが『韓民族脅威論』です。安倍総理は韓民族を脅威と思っていたため、韓国を苦しめる政策を続けた、というのです。なかなか壮大な、大河アベガーです。以下、ハンギョレ新聞から部分引用してみます。

 

<<・・2018年10月、最高裁強制動員賠償判決が出た。次いで11月に和解治癒財団(※慰安婦合意による財団)が解散されると、安倍政府は、韓国が慰安婦合意を破棄したと攻撃した。私たちは慰安婦の合意を破棄してなどいない。和解治癒財団は理事がやめたので解散された。

慰安婦合意で最も重要なのは、「政府」は、この問題についてはもう問題を提起していないというところだろう。韓国政府は、慰安婦問題について、日本政府に問題を提起したことがない。ところが、日本は、ずっと私たちが合意を破棄したと主張する。

 

2018年12月哨戒機事件が起きたが、これに対する当時の日本政府の対応はよく理解できない。強制動員最高裁判決をどのように解決していくのか韓日両国の努力が必要な時点なのに、安倍政府が哨戒機事件を拡大させてしまい、それから6〜7ヶ月後にはホワイトリストから韓国を除外した。ホワイトリスト撤回は安保的に非友好的国家という意味だから、私たちは、GSOMIAを終了せざるを得なかった。

ここには、安倍政権の大きな計算があったと思う。安倍前総理は大日本帝国を夢見る理念家形政治家だと思う。最初は「北朝鮮脅威論」を取り出し軍事大国化し、ホワイトリスト排除の過程では、「韓民族脅威論」、「韓半島脅威論」に進んでいった・・>>

 

 

さらに傑作(?)なのは、彼がこう話している点です。「私が強調したいのは、私たち進歩(※左派)政権が、韓日関係を解かなければならない。保守政権は歴史のコンプレックスがあるため、それが難しい」。韓民族脅威論がどうとかを持ち出す人が、『私は歴史にコンプレックスが無い』と主張しているわけです。

さて、精神世界の中心で愛日を叫んだというカン・チャンイル氏。赤い字に注目してください。慰安婦合意を破っているのは日本だ、と彼は話しています。これが、愛日大使の主張であります。脅威というより、驚異ですね。思わしくない意味で。

ちなみに、赤い字の部分、「政府」に「 」(原文では❛  ❜)が付いているところに、特に注目する必要があるでしょう。「民間」のことは、政府は知らないという意味です。

 

 

 

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