ラムザイヤー教授の寄稿文『慰安婦についての真実を取り戻す』その2

その1(一つ前のエントリー)から続きます。

<<「朝日新聞の大失敗」 日本軍が韓国の女性に慰安所で働くように強要した​​という主張は、1980年代から始まりました。1982年、吉田清治という作家が、彼が指揮したという「慰安婦狩り」について語り始めたのです。彼は講義し、すぐに回想録を作ってその物語を取り入れました。「私の戦争犯罪」と、彼はそれを呼びました。彼は1942年から山口の労働事務所で働いていました。そこで、彼は韓国人労働者を動員する仕事を監督していたといいます。彼は1943年5月に、彼の事務所は2000人の韓国人労働者を募集するよう命令を受けたと書きました。さらに、「慰安婦」として働く韓国人200人を獲得するように、との命令も受けた、と。

 

吉田は9人の兵士と共に済州島に行きました。そこで、彼は「慰安婦狩り」を指揮しました。典型的な説明では、彼は20〜30人の女性が働いている工場(※作業所、町工場という意味だと思われます。原文ではcompound)を見つけました。彼と彼のチームは、銃を持ってそこに入りました。女性たちが叫び始めたとき、近くの韓国人男性が走ってきました。しかし、彼と彼のチームは女性たちを連行しました。100人以上が駆けつけたものの、吉田の兵士たちは銃剣で彼らを狙い、威嚇しました。彼らは女性をトラックに乗せ、5kmか6km運転した後、30分間停止して、女性たちをレイプしました。軍は女性を港に運び、船に積み込みました。手を縛られ、女性は次の女性と縛られました。

 

これは、吉田が創作した物語です。朝日新聞は派手な報道しまくりましたが、最初から何人かの歴史家が疑問を提起しました。Ikuhiko Hata(※秦郁彦さん)は最初にその説明を疑い、済州島に行って調査した。彼は、吉田が大きな狩りを行ったと主張する村を見つけましたが、慰安婦狩りについて覚えている人はいませんでした。ある老人は彼に言いました。ここは小さな村だと。日本軍が売春婦として女性をさらっていったなら、誰もがそれを忘れるはずがないだろう、と。

他の歴史家や記者たちが ー日本人も韓国人もー  秦郁彦さんに続きました。当初、吉田は事件は起こったと主張しました。しかし、彼は記者や学者を避け始め、最終的には、本はデッチアゲだと認めました。 1990年代半ば、学者たちは吉田の記述をフィクションとして却下しました。結局、朝日新聞でさえ、その記事を下ろしました。

 

 

「チョンデヒョプ(挺対協)」 現在の慰安婦問題の中心に、一つの組織があります。日本との和解に執拗に反対し、紛争を操る組織です。組織は、「日本軍に性奴隷にされた女性のための韓国協議会」とするチョンデヒョプ(CDH)です。 CDHは、ソウルにある日本大使館の前で毎週抗議行動を組織化しています。世界中に慰安婦像の設置を始めました。元慰安婦に日本が提供した補償を拒否するよう圧力をかけました。そして、「性奴隷」の物語に疑問を提起する韓国の学者たちを、残酷に攻撃します。

CDHは、慰安婦による公の証​​言のほとんどを管理しています。彼らは、彼らが報告したい話をする女性のための介護施設「ナヌムの家」の運営に協力することで、それらを実現する能力を維持しています。慰安婦のごく一部だけが、従来の西側の説明が依存している証言をしています。彼女たちは、CDH側の人たちです。

 

彼女たちの何人かは、劇的な方法でストーリーを変えました。最初に慰安婦であると確認されたとき、彼女たちは、自分で仕事をした、または両親によって売春の店主に売られたと話しました。日本政府からお金が引き出せるようになってから、彼女たちは話を変えました。今は、彼女たちは軍によって強制されたと言っています、そして、それはCDHがプロモートした話でもあります。

CDHは、韓国と日本の和解を妨害することにより、北朝鮮の主要な政治目標を直接推進しています ー ここが核心でありましょう。当初は、韓国の共産主義者たちによって組織されたこの団体は、かつて韓国政府によって親北団体として指定されていました。

 

学者として、私たちは誇張に対処することに慣れています。誰かが、奇妙な話をしてくると、真実はもっと控えめなものであろうと、私たちは思います。通常はそうです。私たちは、その物語が純粋なフィクションであった場合には、慣れていません。しかし、それが慰安婦、性奴隷の物語の本質です。

韓国内では、この話は明らかに民族主義的な側面を見せています。日本国内では、この話は、自民党と自衛隊の計画に反対する教授たちに、長い間、力を添えました。そして、西側のアカデミー内では、人種差別、帝国主義、性差別の3つの「物語」と適合し、現在も一部の部門で非常に流行っています。それでも、それは純粋なフィクションにすぎません。

著者:J・ マーク・ラムザイヤー >>

 

 

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